続・KinKiと愛と妄想と


2014/04/29 10:31 :小説
〈つよとこう〉9番目のお話



「おはよう、こうちゃん、つよし」

「お…はよ…」

「おはよう…ございます」

「…あの…こうきおじちゃんは…?」

「ん?まだ寝とる。あいつ、朝めっちゃ弱いねん」

「そうなの?」

「うん。朝ご飯出来とるで。顔洗ってきや」

「うん」




「…ねえ…つよちゃん…」

「なあに?」

「こうきおじちゃん…だいじょうぶかな?」

「なにが?」

「だって…つよしおじちゃん、うえにのっかってたから…おもかったんやない?」

「あ…そうかぁ!!…つよしおじちゃんのしたになってたから、つかれちゃって、おきてこぉへんのかな?」

「…ぼくたち……どうする…?」

「え?」

「やくそく……つよちゃん…どっちがええの?うえと、した…」

「…こうちゃんは?どっちがええの?」

「……わかんない…」

「…うん…ぼくもや…」

「…きょうねるとき…やってみる…?」

「えっ?おっきくなってからでしょ?」

「でも…やってみんとわからへんもん…」

「……やって…みる…?」

「うん!」

「…なんや…ドキドキ…してきちゃった!」

「ぼくも!」


「…何しとんねん?ふたりとも」

「わっ!!」「きゃっ!!」

「顔洗うのにどんだけかかっとんねん?ご飯冷めてまうで?」

「ご…ごめんなさい!いまあらう!」

「なんや、まだ洗っとらんかったんか。何しとったん?」

「…おはなししとったの…」

「そうか。早よしいや」

「はあい!!」


「…めっちゃビックリしたね!!つよちゃん!」

「うん!!はよあらお!」


「おはよ…」

「きゃっ!!」「わっ!!」

「なんやねん?そんな驚かんでも…」

「こうき…おじ…ちゃん」

「お…はようございます」

「おはよう。顔洗ったんか?」

「あっ、いまあらう!」

「ええよ、ゆっくり洗い…あれ?こうちゃん?顔赤い…大丈夫?熱あるんちゃうの?」

「あ、だ、だいじょうぶ…」

「どこか痛いとかやったら、早よ言わなあかんよ?」

「いま、こうちゃん、ビックリしたからやよね!」

「うん」

「そうか。驚かせてごめんね」

「だいじょうぶです!ごめんなさい!」

「謝らんでええよ。ご飯食べるんやろ?早よ行かな」

「あっ、うん!!」

「あっ、かお!!」

「こうちゃん、さきあらい!!」

「うん!!」

「ふふふ…ほんま、可愛いなぁ…」

「…あれ?こうきおじちゃん、むしにさされたん?くびんとこ…いっぱいあこなってる…」

「えっ!?……ほんまやぁ!!…あいつぅ…」

「え?」

「あ、いや、何でもあらへんよ。顔洗ったら早よ行き」

「はあい!」



「……うわぁ…めっちゃ目立つやん…どないしょ…これ…」





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