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T&B小説メニュー

性的表現のあるものは年齢制限とさせていただきます。
18歳未満のお方は閲覧をご遠慮ください。
(SSはPIXIVでも載せております)

SS
タンパク質に塗れて
 └兎×虎。3話ネタバレ有!3話後のお話です。
  虎徹が無理矢理フェラさせられているので注意!

中古でごめんね
 └兎×虎。男前バーナビーとダメなオジサン。
  虎徹に「中古でごめんね」って言わせたかったんです(悶々)

守りたいもの
 └牛→虎。虎徹が結婚した後のお話。
  アントニオが何よりも守りたいものとは。

4話のアレ
 └兎×虎。4話ネタバレ有!。
  4話の次回予告ネタです。公式が最大手すぎる。

頑張れ虎徹先生! 18禁
 └空×虎。学園パロでえろ有です!
  生徒×先生な空虎。

結局は似たもの同士
 └空×虎。
  既に付き合っている二人のある日のこと。

狂気の夜に
 └月×虎。7話ネタバレ有(?)
  7話見て妄想が爆発しました…!

◇8話SS 折→虎  兎→虎←月
 └8話ネタバレ有!
  兎→虎←月はちょっぴりシリアス?

眠れぬ夜は君のせい18禁
 └空×虎。
  キースが悪男さんな空虎。

グッコミペーパー用だった小話(兎虎&空虎)


グッコミ当日、ペーパーラリー用に書いた小話です。
当日はペーパー間に合わなかったので、こちらに上げました!
22話のネタバレ入りますので、大丈夫なお方はどうぞ〜




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眠れぬ夜は君のせい(空虎)


最近空虎が熱いです!
と言うことで、空虎えろになります。
ついったでの空虎フェスに投下するために書き上げたものだったりします(´`*)
ちょっと意地悪なキースは悪男さんです。
そんな空虎でもOKというお方は↓にどうぞ…!!





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8話SS(兎→虎←月)

折虎とは違って怪我がちょっと重いバージョンな虎徹さんです。


「無茶しないで下さい…!」

病室のベッドの上で少し疲れた表情を浮かべるも、苦笑を零す虎徹にバーナビーは震えた声を出してそう言い放った。
ルナティックとの攻防で虎徹が負った傷は、命に影響があるものでは無かったがそれなりのダメージを与えている。特に肩に負ったものは、医者からは全治二週間だと言われたものの、普通の人間が受けていたら死んでいた可能性があるものだとも言われた。
ハンドレッドパワーの効果が切れていたら、と思うとゾッとする。いくらNEXTが普通の人間とは違えど、皆が強靭な体を持っている訳ではない。バーナビーは唇を噛み締めながら眉を寄せて苦い表情を落とした。
「大丈夫だって。ほら、ちゃんと生きてるし」
「そういうことじゃありません…!もしもっと大きな怪我を負っていたら…っ」
のんびりとした虎徹の言葉に思わず強い口調で言い返すと、バーナビーはハッとしてすみませんと小さく謝る。
自分達はヒーローなのだ。このくらいの怪我をすることなんで当たり前だし、命を落とす可能性だってあるのが現実。
今迄にも虎徹のように敵との攻防で怪我を負い、そのまま帰らぬ人となったヒーローもいる。街を、人を守るために命を落としたヒーローもいる。それが、自分たちが背負っている大きなものなのだ。
「…まぁ、その…あれだ…俺も悪かった!」
いつものように笑顔を浮かべ明るい声でそう言う虎徹の、バーナビーを気遣う気持が痛いくらいに伝わって胸が締め付けられる。彼はいつもそうだ。自分に心配をかけないよう、笑顔で全てを隠そうとする。
もう少しくらい自分に頼ってほしい。そう思うのだが、虎徹にとってはまだまだ幼く、親の敵のことになると我を忘れてしまうガキでしかない。それを今回、あらためて痛感した。
周りからはバーナビーの方が冷静だと思われているが、それは違う。確かに虎徹はすぐ熱くなるものの、ベテランとしての知識をフルに使って回りを見渡す能力が高く、周りが思っているより冷静な判断を下せるのだ。
だが、自分のことは二の次な虎徹はこうやって怪我を負うことが多く、それがバーナビーには分からなかった。自分の目的の為には命を落とすことは出来ないバーナビーは、虎徹のような行動をとることは愚かでしかなく、けれどもそんな虎徹に惹かれているのも事実。
「気ィつけっからさ…そんな顔すんなよ」
「っ」
そっとバーナビーの手を掴み優しく言う虎徹。彼が救急車で運ばれる前と同じような光景に、バーナビーはハッとして虎徹と視線を合わせた。
「そんな顔すんなって」
虎徹が苦笑を浮かべながらもう一度言う。きっと、酷い顔をしているんだろうと思うと少し恥ずかしくなってきて、虎徹が掴んでいない方の手で顔を覆った。
少しの間そうしていたが、徐々に落ち着いてくると今更ながら色々と恥ずかしくなってきて、バーナビーは虎徹から視線を逸らす。けれども掴まれた手はそのままで、そこから伝わる虎徹の体温に安心していくことに胸が締め付けられた。
「…俺はさ、ちゃんと生きてるから」
「分かってますよ…」
「ん、そっか」
「さっさと治して下さい。じゃないと相棒としての意味がないでしょう」
「えっ…バニーちゃん…」
ふと言ってしまったことに、今度こそ赤面すると慌てて虎徹の手を払ってしまい、そのまま固まってしまう。
虎徹はぽかんとバーナビーを見上げていたが、赤面している彼を見て思わず肩を揺らして笑ってしまい痛みに少し涙目になりつつも笑いは止まらなかった。
「あ、あのですねぇ…!」
「ご、っごめ…ってて」
「はぁ…もういいですから痛み止め飲んでください」
バーナビーはベッドサイドにある棚の上に置かれていた薬と水の入ったグラスを虎徹に差し出すが、視線だけは逸らしたままでいる。だがまだ顔が赤いことは彼の耳をみて分かっていた虎徹は、笑うのを我慢しながら薬とグラスを受け取り、さっさと飲むことにした。
「僕はちょっと話があるので少し行ってきますが、ちゃんと休んでいてくださいね」
「はいはーい」
「はいは一回でいいです」
「はーい」
バーナビーは全く、と言いつつも苦笑を零しながら部屋を後にする。彼が部屋から出て行き、足音も遠くなったと同時に虎徹はベッドに深く沈みこんで顔を歪ませた。
「っ…久々に…ひでぇな、これ…」
ルナティックから受けた肩の傷からジンジンとする痛みと、まだ燃えているような熱さが体を襲う。バーナビーの前では何事もなかったかのように振舞えたが、久々に負った大きな傷は簡単に治りはしないだろう。
「くっ…」
痛み止めは飲んだばかりでまだ効きはしないだろうから、この痛みに堪えねばならない。嫌な汗もかきつつ、バーナビーが戻ってくるまでには薬が効き始めるといいのだが、と思っていた所で病室の扉からノック音が響く。
バーナビーは先程出て行ったばかりだ。彼がもう戻ってくることは考えにくい。虎徹は額に脂汗をかきつつ、いつも通りにのんびりとした口調で「どうぞ」と扉の方に声を掛けた。
すると、控えめに開かれた扉の先にいた人物と視線が合い、驚きに虎徹の瞳は見開かれる。
「へ…えっ…?」
「すみませんが、少しお話してもいいでしょうか?」
「え、あ、はい」
その思いがけない相手に、虎徹は痛みのことも忘れて間の抜けた声を出すと小さく頷いた。
「では少しの間失礼します、鏑木さん」
血色の悪い唇を弧を描かせてそう言った相手、ユーリ・ペトロフはゆっくりと虎徹が横たわるベッドに近付き、設備してある小さな椅子に腰をかけると鞄から何かの書類を出す。
「あ、あの…ユーリさん?」
「はい?」
「また、何か賠償金絡みのっすか?」
ユーリと虎徹は、それなりの付き合いがあった。虎徹がワイルドタイガーとして何か公共のものを破壊したりと、いう時はシュテルンビルトの司法局ヒーロー管理官兼裁判官であるユーリが法的に裁く。正義の壊し屋といわれる虎徹は、以前からユーリの世話になっていたのだ。
「あぁ、いえ。今回は違いますよ」
ユーリは緩く首を振ると、虎徹に一枚の書類を渡す。
「…っ!」
「すみません、肩を怪我していたのですよね」
思わず利き手の右腕を伸ばして書類を受け取ろうとした虎徹だが、そうすると右肩の痛みが全身に走り、怪我のことを思い出してまた脂汗が額に浮かんだ。
「っ、いや…大丈夫、です…」
「大丈夫そうには見えませんよ」
思わず硬い声で返事をする虎徹にユーリは苦笑を浮かべながらそう言い、虎徹に書類を見せやすいようにベッドサイドにぴったりとくっつくように体を寄せて虎徹の目の前にそれを見せる。
「こ、れは…!」
「ええ、今世間を騒がせている『ルナティック』に関するものです」
その書類にはルナティックの写真と、彼に関する情報が載っていた。と言っても、その情報量は少なく、まだまだ謎が多い人物だということが虎徹にも伝わる。
「先程このルナティックと接触したと聞きまして、何か情報を得ていないかと思いましてね」
世間を騒がしヒーロー達の信頼が揺るがしている元凶のルナティックを、ユーリ達が追っているのは虎徹も知っていた。この様子だと、きっと彼らもルナティックの情報を探し出すのに困難をしいらされているようだ。
「どんなことでもいいです。何か気付いたことや、会話をしたとすればその内容を教えていただけますか?」
すっと瞳を細めて隣の虎徹を見下ろすユーリの視線は冷たい炎を纏っているようで、思わず体を硬してしまう。この男には、言い知れない何か強い力を感じる。虎徹はそう思うことが多かった。
「…顔面を…一発、殴りましたが…仮面が少しは、がれた…くらい、で…顔は見れなかった、っす」
痛みに堪えつつも虎徹がそうう言うと、ユーリは興味深そうに顎に手を当てて何かを考える。
「他には?」
「…ヤツは…犯罪者…罪人に、正義の裁きを…受けさせたいらしい…」
「正義の裁き、と…?」
「っ…ヤツの、正義が…あれだそうだ…人を殺めたものに…同等の償いを…科す……っくそ…」
肩からくる痛みに余裕がないのか、敬語を使うのも忘れて呟くように言う虎徹。そんな虎徹を真っ直ぐに見下ろしつつ、顎に当てていた手を下ろすと書類を持っていた手を引っ込めた。
「鏑木さんは、その正義を間違っているとお思いですね」
「ったりめーだろ…」
薬が効いてきたのか痛みが少しずつ遠のいていくような感覚と、痛み止めの薬が強いせいか副作用で眠気を感じて瞼が重くなる。
「わ、るい…痛み止め…で…ねみぃ…」
「いえ、こちらこそ怪我人に無理をさせてすみませんでした」
ユーリがそっと手を伸ばして虎徹の額の汗を拭うように肌を撫でると、その手の冷たさが火照った顔に心地良く、すっと瞳を細めてほうっと息を吐き出した。
「ゆっくりお眠りなさい」
「ん…」
意識が落ちる間際に、ユーリの優しい声が聞こえて返事にならない返事をする虎徹は、そのまま瞳を閉じて眠りにつく。
それから暫く虎徹の汗を拭っていたユーリは、彼の表情が痛みで強張っているものから柔らかく落ち着いてきた頃にその動きを止め、次に薄く開く唇を親指でなぞった。
「貴方の正義、しかと見届けさせていただきますよ…」
ユーリは口元を歪め楽しげにそう言うと、虎徹に覆いかぶさるよう顔を近付け唇を塞ぐ。
薄く開いた唇の隙間から舌を差し込み、クチュリと音を立てて舌を少し絡ませるとスッと唇を離して虎徹の濡れた唇を指先で拭った。
と、同時に扉が開き、バーナビーが戻ってくる。
「先輩、明日のことすけど……ぁ…ええと、貴方は確か…」
「司法局ヒーロー管理官兼裁判官の、ユーリ・ペトロフです。この間はどうも」
「いえ、こちらこそ」
鞄を手にして虎徹が眠るベッドの横に立っていたユーリは、バーナビーに軽く会釈をすると彼の横を通り過ぎて病室を後にしようとした。
「あの…何か、用でも?」
「いえ、もう済みましたから」
虎徹とユーリが何をしてたのかは知らず、そう話しかけたバーナビーだがあっさりとそう言われるとそれ以上は聞けず、黙ってユーリを見送る。
ユーリが病室を出て扉を閉めると、その音に虎徹は目が覚めたのか小さな声を上げた。
「ん…ぅ…あれ…?」
「お目覚めですか?」
「あぁ…寝ちまってたのか…」
痛み止めが効いているお陰で、眠る前のような強い痛みは無く、これならバーナビーに気付かれることはないと心の中でホッと溜息を零した虎徹はゆっくりと起き上がる。
「さぁて、帰るかね」
「そう言うと思いましたよ。もう医者とは話をつけてきましたから、帰れますよ。送っていきます」
「あ、気が利くねぇ〜。流石ハンサム」
「あーはいはい、分かりましたから、帰る支度して下さい」
「おうよ…っ?」
いつも通りの軽い会話が出来ることにバーナビーは無意識にホッと吐息を零しつつ、虎徹がふと動きを止めたことに軽く首を傾げた。
「どうかしましたか?」
「あ、いや…あのさ、バニーちゃんて、何か香水とかつけてる?」
「は?付けてませんけど…」
「そう、だよなー」
虎徹は無意識に己の唇を指先でなぞると、甘い、と小さく呟く。
バーナビーはその時、遠くを見つめるような虎徹の瞳を見て、このまま彼がどこか遠くへ行ってしまうのではないのかという妄想が頭をよぎり、得も言われぬ嫌な予感のようなものに無意識に強く拳を握り締め虎徹をじっと見つめた。

 


「これから、楽しくなってきますね」

虎徹たちの病室から離れ静まりきった暗い廊下を歩きながら、ユーリは楽しげにそう言う。
その言葉は誰にも聞かれることは無く、暗闇の中に消え去っていった。


end.


********

月さんの今後の行動が気になりすぎて月虎も熱くなってくるぜ…!
しかし兎虎ショックが凄まじすぎてぼくはわたしはおれは(白目)
8話も本当に凄まじかったです、ね…

8話SS(折→虎)

今更な感じですがやっと書き上げたのでUPです。
8話後の折紙と虎徹さん。短め。






「タイガーさん!」

ルナティックとの戦いの後、病院に搬送された虎徹の元に掛け付けたのはイワンだった。
今にも泣き出しそうな表情を浮かべて、肩の手当てを受けていた虎徹の元に駆け寄ると、手を伸ばし、しかしその手は虎徹に届くことなく下ろされる。
「…あの……そのっ…」
ぎゅっと眉を寄せて、服の裾を握り締めるその姿は、まるで何かを壊した子供が親に叱られる前の姿のようで、思わず虎徹は苦笑を浮かべた。
ハンドレットパワーを発動していたお陰か、肩の怪我はそこまで酷いものではなく医者からよくアイシングをして薬を塗っておくようにと言われると、特別に自宅療養でいいとのことで病室を後にする。
イワンも、虎徹の後をちょこちょこと歩きながら病室を出ると、何か言おうとして口を開いては何も言えずに閉じる動きを繰り返していた。
「イワン、こっちこい」
病院の待合室の長椅子に座った虎徹はちょいちょいと手を振ってから自分の隣を叩き、イワンに座るように促す。
イワンは所在無さげに視線を右へ左へ動かしていたが、虎徹がもう一度隣を叩く動作をすると、彼の隣に座った。
「…タイガーさん、あ、あの…」
「なぁ、イワン」
「っはい!」
俯き加減で自分の膝を見ながらまた何か言おうとしていたイワンだが、虎徹に話しかけられるとビクリと体を震わせてから視線を上げ、隣の相手を見上げる。
「今日は頑張ったな」
「えっ…」
思いがけないその言葉にイワンは瞳をパチパチと瞬かせて少し呆けた表情を浮かべた。
「それと、お前はちゃんとヒーローだよ。もっと自分に自信を持て」
ぽん、と頭に手を置いてそう言った虎徹の瞳は優しく、イワンは気付いた時には涙を流していた。
静かに流れるその涙を見て、虎徹は優しく笑いながらイワンの頭をそっと撫でる。
「折紙は、ヒーローだよ」
欲しかったその言葉に、虎徹の手から伝わる優しさに、イワンは涙が止まらない。視界が涙で歪み、体が震える。熱い思いが込み上がり、胸が苦しい。
「った、いがー…さんっ…」
嗚咽交じりの声でその名を呼ぶと、虎徹はどうした?と軽く首を傾げてイワンの顔を覗き込む。
「あっ…あり、が…と…ござぃっ…ますっ…!」
「ん…どういたしまして」
イワンの言葉を、気持ちを受け取り、虎徹はニッと笑ってそう言うと今度はイワンの頭をガシガシと強く撫で繰り回し、まだ溢れ出る涙を指で拭ってやった。
「折紙には、まだまだこれから沢山頑張ってもらわなきゃならないからな!覚悟しておけよ?」
「…っはい!」
その言葉に、元気良く返事をしたイワンに虎徹は満面の笑みを浮かべると彼が泣き止むまでずっと隣にいた。何かを話す訳でもなく、ただ虎徹が隣にいることが、イワンにとっては嬉しい。
イワンは目元の涙を拭うと、隣の虎徹の肩にそっと触れる。
「どうした?」
「…僕、もっと強くなります。そして、タイガーさんにこんな怪我をさせないように…」
「え…っ!」
イワンは強い口調でそう言うと、虎徹の肩に顔を近付けて、唇を落とした。
「おっ折紙…?」
「好きな人を守るためにも、僕は、もっと強くなる」
「…イワ、ン…」
イワンの瞳の強さに、思わず彼の本名を呟いた虎徹は固まってしまう。
「だから…いつか、貴方の隣に立派に立てるまで、見守っていて下さい虎徹さん」
そう言ったイワンはふわりと微笑むと椅子から立ち上がり、虎徹の額にチュッと口付けてその場を立ち去った。
残された虎徹は、イワンに口付けられた肩を額を手で押さえながら、赤い顔でイワンの後姿を呆然と見ていたが、彼が視界から消え去ると長椅子にズルズルと体を預け、天井を見上げる。
「…まいったなぁ」
熱烈な告白をされたような感覚に、虎徹はどうしたものかと頭を抱えた。
というか、先程の言葉の意味は何なのだろう。若者の言うことは分からん!と虎徹はウンウン唸りながらも、取り敢えずは自宅に戻ることにした。
そのまま眠れぬ夜を過ごした虎徹は、翌日のニュースで見切れることなく出ていた清清しい折紙サイクロンの姿に思わず笑みが零れた。
彼はきっとこれからもっと活躍するだろう。いつか、ほんとうに自分の隣に立つ姿が見れるのかもしれない。ちょっぴり複雑なような、何ともいえない気持ちになりつつも、やはり嬉しくもある虎徹なのであった。

end.


********
折虎かわいいよ折虎…!!
虎徹たんがフラグ立てまくり毎週もえしぬ…

狂気の夜に(月虎)

※7話ネタバレあり(?)

勝手ながらユーリさんがルナティックだと予想した月虎です。(まだ公式では分からないしね;)
色々と先走りすぎてユーリさんの口調とかおかしいと思いますごめんなさい。
ユーリさんって何かと虎徹と面識あって、虎徹が「いつも迷惑かけてすみませんね〜良かったら飲みに行きませんか?奢りますよ!」とかいって二人で飲み行くんだけどユーリさんも日頃のストレスとか愚痴りながら虎徹の話も聞いてあげて、何だか仲良くなっていく二人は飲み友達になって、ディープな話もしていくんですよ。
普段は冷静なユーリさんが熱く語っちゃったりして、ああこの人ってこういう人なんだなぁと虎徹がより親近感わいて色んなこと話したり自分がヒーローになった訳とか熱く語って、それを聞いていたユーリさんも、虎徹の人柄に惹かれていくんだけど、実はルナティックなユーリさんだから謂わば敵対しているのでこれ以上虎徹に近付かないほうがいいと思うんだけど、太陽のような虎徹に惹かれている自分もいて葛藤し、それならば自分のものにしてしまえばいいじゃないかと思っちゃうんです。
そこからはもう虎徹に優しくしてあげたり親身になってあげたり賠償金の相談を受けたりとしてあげて、虎徹もそんな優しいユーリさんにますます懐いて、周りも焦っちゃうんですよ虎徹を取られるって!んで、あともう一押しで落とせるなってところで自分の正体をバラして揺さぶりをかけるユーリさんの優しさ(優しさなのか?)そんなお話です。
はやくもっとユーリさん(とルナティックも)と絡みが増えて欲しいと思うこのごろですが皆さん月虎ってどうでしょうか?なんだか気になりませんか?きになりませんか?違いますかそうですか(凹み)
すみません荒ぶりました妄想が爆発しました。今後の公式の最大手具合に期待しています、そして期待しています!

そんな勢いで書いた月虎です(前置き長いよ)
こんなんですが、よければお読み下さい…!!
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結局は似たもの同士(空虎)


キースは意外と大胆だ。

「………」
虎徹はムスっとした表情で空を見上げている。
雲ひとつない快晴で、気持ちも晴れやかになるくらいの良い天気なのだが、虎徹の心は全く晴れやかではなかった。
その理由の主な原因は、一人の人物に集中している。
「…わぁ!ねぇママ見て!スカイハイだよ!」
「まぁ、よかったわね!スカイハイが見れて」
虎徹の近くにいる親子連れが、そろって虎徹と同じように空を見上げて楽しそうに会話をしている。
その視線の先には、天を舞うヒーローが一人。彼こそキングオブヒーローと呼ばれているスカイハイだ。
そして、虎徹がムスっとしている原因でもある。
「ったく…」
小さく言葉を吐き出すと、踵を返してその場から離れようとした。
だが、その足はぴたりと止まってしまう。
「……あぁ、もう…!」
虎徹は帽子の上から頭を抱えてうーうーと唸ると、結局はその場から離れずにまた上空を見上げるのだった。
その先にあるのは、手の届かない場所にいる相手。
絶大な人気を誇り、皆のヒーローであるスカイハイ。けれど、そんな彼がこんなオジサンに夢中になっていると知ったら、どうなるのだろう。
「俺は何を考えているんだか…」
小さな溜息と共に吐き出された言葉は誰にも聞かれることはなく、虎徹は苦笑を浮かべて空に向かって手を伸ばした。その先にいる人物へ向けるように。
すると、空を旋回していたスカイハイが地上に向かって手を振り始めた。周囲がわっと盛り上がる中で、虎徹はまさか俺が見えてたなんてある訳ないよな、と冷や汗をかく。
その答えが分かるのは、1時間後だった。

「待たせてすまない、そしてすまない!」
「あー、いや、別に大丈夫だから」
スカイハイからキースに戻った彼は、爽やかな笑顔を浮かべて虎徹の元にやってくる。
慌ててシャワーを浴びたのだろうか、まだ髪が乾いていないその毛先に水滴が垂れ落ちていた。
更衣室のソファーに座っていた虎徹は立ち上がると、キースの頭をわしわしと撫でる。やはりちゃんと乾いていない。
「おい、ちゃんと頭くらい乾かしてこいよ」
「ワイルド君を待たせたくなくてね、つい」
苦笑を浮かべるも、その表情には嬉しさが溢れ出していて虎徹は言葉を詰まらせる。彼のこういう表情は苦手だ。だって、全て許したくなってしまうから。
「と、取り敢えず乾かしてやるからドライヤー持ってこい!」
「ありがとう!そしてありがとう!」
「バカ!抱き付くなって!」
キースはぱぁっと表情を明るくして虎徹に抱き付きながら礼を言うと、ドライヤーを取りに走って行った。
そんな様子に、まるで大型犬を見ているみたいだと虎徹は思いつつ、少し赤くなっている頬をなんとか落ち着かせようと手で顔を煽る。
今日は、キースが上空パフォーマンスをするということで見に来てくれと満面の笑顔で言われ、断れる訳もなくやってきた虎徹なのだが、胸のもやつきが取れないままでいた。
その理由が、キースにあるのだ。
「さぁ、ワイルド君お願いするよ」
「っ、お、おう」
音もなく現れたキースに虎徹は驚きつつ、彼の手からドライヤーを受け取るとキースをソファーに座らせて髪を乾かしてやり始める。
少し癖はあるが髪に手を入れて根元から乾かしてやると、ふと自分の娘のことを思い出した。そういえば、よくこうやって髪を乾かしてやったものだ、と思いに耽っているとキースが頭を動かして上を向く。
「おわっ、何だよ」
「さっき、私に向かって手を伸ばしていたね…?」
「…マジで見えてたのか?」
「なんとなく、だけど」
パチンとウインクをしながら言う相手に、虎徹は何ともいえない表情になった。なんでコイツはこういうのが似合うかなぁ。そう思いつつも言葉にはせず、上を向いたままのキースの髪を乾かし続けてやる。
「だから、私も手を振ってみたんだが気付いてくれたかな?」
「いや…皆に振ってるって思ってたんだが」
「ふふ、私は虎徹に向かって手を振ったんだよ?」
「っ」
虎徹、と名前で呼ばれて、ドライヤーを使う手の動きが止まってしまった。
普段は「ワイルド君」とヒーロー名で呼ばれることが多いのだが、ふとした瞬間や二人きりの時に不意に名前呼びをしてくる。そんなキースに虎徹は一々反応してしまうのが悔しい。
「あ、のなぁ…今日はファンに感謝するために上空パフォーマンスをしたんだろ?」
「そうだけど、ファンよりも何よりも大切なのは虎徹だから」
「っ!」
今度は、虎徹は完全に動きが止まった。思考も止まった。何でこの男はこうも甘い言葉をさらっと言ってくるのだろうか。聞いているこっちが恥ずかしい。
「…で、も、キングオブヒーローがそんなんで、どうする。もっとファンに目を向けてやれやい」
少しぶっきら棒な口調で虎徹がそう言うと、キースはくすっと笑いながら自分の髪を梳いている虎徹の手を取り。
「愛する相手を守れずに、キングオブヒーローと言えるかい?」
と言いながら虎徹の手の甲にキスを落とす。
ガタン。
虎徹は持っていたドライヤーを落とし、赤い顔で口をぱくぱくとさせた。
「〜っ!乾いた!から、帰るぞ!」
慌てて落ちたドライヤーを拾い、電源を止めるとキースの頭をぺしっと叩いた虎徹は、そう言って更衣室から出る。その後を追うようにキースも更衣室から出ると、楽しげな表情で虎徹の隣を歩いた。
虎徹はそんなキースを一瞬だけ見て、視線を前に戻す。
最近はキースに翻弄されたばかりだ。
「あ、帰りは電車かい?」
「おう」
「じゃあ途中まで一緒に帰ろう、そして帰ろう!」
「…はいはい」
これ以上相手のペースにはまると余計に疲れてしまう、と虎徹はそれ以上何も言わず駅まで歩き続けるのだった。
休日の駅はそれなりに混んでおり、気を付けないと人とぶつかってしまう。注意をしつつホームまで向かうと丁度電車から降りた人でごった返しており、大柄な男の人とぶつかってしまった。
「っと、すみません」
「あ、いえこちらこそ…っわ」
相手が謝ってきたので虎徹もそう言い返すと同時に、腰を捕まれ引き寄せられる。ぽすん、とキースの腕の中におさまる形のとなると、耳元で大丈夫かい?と囁かれた。
「っ!おい…こんなとこで何すんだ、よ!」
流石に大声で怒鳴ることは出来ないがそれでも俺は怒ってるんだぞ、と言う口調で虎徹は言った。
キースは意外と大胆だ。人目もはばからず、平然とこういうことをやってのける。
「ん?虎徹が危なっかしいから、つい」
「つい、じゃねぇよ…!」
虎徹はムスっとして唇を尖らせながら言うと、気付くとキースの顔が眼前に広がった。
「ん」
「っ!!」
ちゅ、と軽いリップ音を響かせて離れた相手の顔は相変わらず爽やかな笑みを浮かべている。憎たらしいくらいに。
「キース…お前なぁ…!」
今にもぶち切れそうな虎徹はわなわなと肩を震わせて相手を睨むが、それすらも愛おしく見えると前に言ってきた相手には効果はないだろう。
「だめだな、私は。いつでもどこでも虎徹を感じてたい」
ストレートなその言葉に、虎徹の怒気も消える。ああもう何なんだこの色男は、と言いたい。
赤くなる顔を必死に抑えつつ、キースの腕の中から離れると、今度は手を掴まれた。
「あんだよ…」
「もう先程のようなことはしないから、手を繋ぐのなら、いいかい…?」
捨てられた子犬のような表情でそんなことを言われたら、何も言い返せない。
虎徹はキースから視線を外すと、ホームにきた電車に乗るために歩き始めた。
その手は、離さないまま。

結局は、自分だってこの男に溺れているのだから。

 

end.


********
ツイッターでRTされたら、駅のホームで怒る相手に手を繋ぐ空虎をかきなさいっていうお題が出て、なRTしてもらえたので書き上げた空虎です。
自分の中でキースがイケメンすぎてトゥライ…!!
もっと天然さを出したかったのですが、ただの色男になってしまいましたね!

がんばれ虎徹先生!(空虎)R18

空虎仲間で盛り上がった学園パロで空虎です!!
いろいろごめんなさい!!そしてエロです!!
初めての空虎がえろってどうよ?!しかも学パロってどうよ?!わーん!!
学級委員長なキースとその先生な虎徹の禁断の恋物語とかマジ堪んねぇじゃないっすか!!!背徳感ひしひしでうめぇ!!!!!!
ていうか空虎えろがもっと見たい!!そして空虎もっと増えろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

というハイテンションで書き上げたものです…!
えろ有なので注意です。
OK大丈夫!というお方は続きをどうぞ…!!




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4話のアレ※ネタバレ注意!(兎虎)


次回予告のアレです!滾ったので書いちゃいました。
お風呂でオジサンの歯を磨いて興奮するバーナビーです。兎×虎です。
せくろす後のお風呂タイムできゃっきゃうふふのはずがおかしい方向にいきました(白目)




ネタバレ大丈夫なお方は↓へ!

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守りたいもの(牛虎)


牛虎、というよりは牛→虎。
虎徹が結婚した後のお話。牛と虎は親友設定です。

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