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滞っていてすみません…!


最近潜りっぱなしですみません;
次の原稿やらで忙しくなりつつあります(´`;)
通販のお声もちらほらといただいており、有難うございます!
明日か明後日にはお返事ができるはず…

夏コミも過ぎまして

日が空いてしまいました。
毎日拍手有難う御座います!!
金ロー効果残っているのか、何時もよりよく回るカウンターにビビッてます←

夏コミ参戦なさった皆様、お疲れ様でした!
当日、私は友達の売り子に参戦してたのですが…朝から ト ラ ブ ル ★
地元の駅に着いた途端、人身事故で電車がストップ。
慌てて別ルートの時間調べる→タクシーが一番早い→即行タクシー乗り込む。
待ち合わせ時間ちょい過ぎましたが、無事に会場に着きました…
んで、売り子に徹してたのでまともに買い物できたのが午後3時過ぎ^^
お目当ての方の本は売り切れてたよ\(^q^)/
ていうか殆どなかった…は、はは…
壁側から目の前のサマウォスペース見ていましたが、結構混雑していましたね。
金ロー効果ェ…(゜д゜)
午前中に西に用事があって、スペース離れた時に買いに行けばよかった…しかし人多すぎで…orz
売り子スキルはめきめき上がっていますが、kzknスキルが下がってしまいました。
いいんだ、10月のスパークでいっぱい買い漁るもん!!

あ、スパークの申し込みしなきゃ←

そんなこんなで、今年の夏コミも過ぎて俺たちの夏は終わったぜ!という気分に陥りつつ、日曜にはナツマツリの麻子さんとkzkn飲みしてきました!
一気に元気になった!夏に戻った!そしてずっと笑いっぱなしの、楽しい飲みでした!!
あの、ほんと、昨日まで顎の付け根が痛かったんです(爆笑)
どんだけ笑ったんだよ!ってくらい笑いまくり^^
麻子さん有難う御座いました!!是非また飲みましょう!!カラオケも行きましょう〜!!
…とゆか、私、凄いお方と仲良くなっちゃったんだな…ガタブル

そして、今まで音沙汰なかったのは新たなミニノートがやってきてデータを移していたんです。
Windows7凄いよ。立ち上がりが早い…
窓がいっぱい出てもフリーズしない…感動!
えっちらおっちらしながらも何とかデータ移しや、古いノーパソさんを軽くしたり。
これで快適な原稿ライフをおくれます^^

というわけで、これからは原稿やりつつ更新も頑張っていきたいです!
あ、あとこんなところでいうのもあれですが…通販してほしいというお声をいただいたのですが、8月1日では新刊なかったので既刊のみなんですよね;
それでもおk!というお方がいれば拍手でもメルフォでもお気軽に一言いただけると嬉しいです(土下座)
人数が少ないようなら個別に対応しようかなと思っているので^^;

では作業にもどりますー

明日から聖戦…!


毎日拍手有難う御座います!!
おにゃのこの日でもんどりうってる長月屍桜です←

いよいよ明日から夏コミ!!
カズケン買いまくるぞおおおおお!!!
と思いきや、バイトの給料が夏コミ明けですよ…orz
そんでもって、自分は夏コミ落ちた組ですが別ジャンルのお友達さんの売り子しに行くことになっているので、明日は売り子に徹します。
いや、壁だし、旬ジャンルだから人が凄そうで身動きとれなそうなので…(´ω`;)
でも目の前がサマウォスペースなので、微かな望みをかけて頑張ります。
あとトイレが近いのが嬉しい←
水分補給と塩分補給に気をつけて!!!

そして夜にはアンソロの打ち上げ!あ、こっちも別ジャンルなんですがね^^;
明々後日の日曜日には素敵kzknサイトの管理人様と飲み…!!
幸せいっぱい夢いっぱいな日々です。
とゆか、私、凄いお方と飲みに行くんだな…何だか信じられない…!

明日から夏コミ行かれる皆様、体調には十分に注意し、水分塩分補給をこまめにし、気合入れていきましょう!!

池沢くんと小磯くん 2


その強い瞳。
真っ直ぐで、吸い込まれそうになる。
その瞳に映されると、まるで金縛りにあったかのように、体が固まってしまう。
「小磯…」
 駅のホームで佇む男子学生とベンチに座り込んでいる女子学生。否、正しく言うと男子学生が“二人”だ。
 一人は女子の制服を身に纏い、はたから見れば女学生にしか見えない風貌。だがその中身は小磯健二というれっきとした男子である。
 彼はちょっとした理由があり、所謂女装癖というものを持っていた。そんな彼が電車に乗って自宅へと帰る最中、なんと痴漢にあってしまったのだ。
 健二は初めての体験に、吐き気がこみ上がる嫌悪に、そして自分が女装していることがバレてしまう恐怖に震えていた。だがそんな時、助けてくれた人物が現れ難を逃れることとなった。
 だが、その人物とは健二の学校の有名人であり、同じクラスでもある池沢佳主馬。
「…今は無理に喋らなくてもいい。けど、このままここに居るのも気分が良くならないだろうし…その、良かったら俺の家で休まないか?ここから近いんだ」
 佳主馬が気遣うような優しい声色でそっと話し掛ける。それは嬉しい言葉ではあるが、こんな状態で佳主馬の家に上がることなんで出来ない。けれど、このまま放っておかれるのも辛いものがある。
「今日は誰もいないし…あのさ…俺が放っておけないんだ。小磯が気にすることはなにもないから」
 優しい言葉に、思わず目頭が熱くなってしまい瞼をきつく閉じると、肩にそっと手を置かれて佳主馬の温もりが伝わった。その瞬間、健二の中で何かが弾けた。
「……小磯…?」
「…ごっ……ごめ…ん…なさ…」
 緊張の糸が切れた、というべきなのだろうか。健二の瞳から大粒の涙が溢れては零れ落ち、スカートにポツポツと染み渡る。
 止め処なく溢れる涙を抑えることなんて出来ず、健二は細い体を震わして、口元に手をやり声を押し殺しながら泣き続けた。
 そんな健二を静かに見つめていた佳主馬は、少し困ったような表情をしつつも健二の肩に置いた手は離さず、彼が落ち着くまではこのままがいいと判断し、健二の横に腰を下ろす。
「大丈夫」
 佳主馬の口からポツリと呟かれた言葉は、周りの人々には聞き取れない声の大きさだったが、健二にはちゃんと聞こえた。自分に向けて言われた言葉だと分かると、更に涙が溢れてくる。
 どうして彼はこんなにも自分に優しくしてくれるのだろうか。不思議でならない。だが、今はその優しさが健二を支えてくれた。
 どのくらい時間が経ったか分からないが、少しずつ落ち着いてきた健二は体の震えも治まりつつあり、それを手から感じ取っていた佳主馬の唇から安堵の吐息が零れる。
「…落ち着いた?」
 そっと声を掛けてくる佳主馬にまだ視線を合わせられない健二だが、こくりと頷いて返事をした。まだ、この状況で目を合わせられる勇気は無い。
「歩ける?」
 すっと立ち上がった佳主馬が健二を見下ろしながら訊ねる。
 もし健二が立ち上がれなさそうなら、抱き上げてでも連れて行こうとしていたが、彼は何とか立ち上がった。だが体がふらついておりたっているのもやっとといった様子である。
「小磯、俺に寄りかかっていいから」
「ぁっ」
 佳主馬は自分と健二の鞄を片手で持つと、空いているもう片手で健二の腰をしっかりと抱えるように持ち、ゆっくりと歩き出した。
 いきなりのことだったので驚いた健二だが、正直自分ひとりでちゃんと歩けるか心配なくらい体が不安定だったので、佳主馬の言葉に甘えて体を預けつつ歩く。
 触れ合っている体から伝わる温もりに、健二は不思議と安心しつつ佳主馬の家に向かっていった。

「今、飲み物持ってくる。まだ気分が悪いようなら布団に横になっていいから」
 佳主馬の家に着くと彼の部屋に通され、部屋の隅に綺麗に畳んでおいてあった布団を敷きながらそう言われて健二は恐縮してしまう。
 だが体は正直で、佳主馬が部屋から出るとのろのろと布団があるへいくと、ふかふかと柔らかそうな敷布団にダイブした。
 ちゃんと日に干しているであろう布団の柔らかさとお日様の匂いに思考がまどろみつつ、ふとあることに気付く。
「…ぁ…池沢、くん……の…におい…」
 先程まで間近にいた佳主馬の匂いを布団から感じると、健二はそのまま意識を落とした。

 夢の中で、両親に挟まれて笑いあっている自分がいた。とても幸せそうだ。けれどもこれは夢。
 昔のように笑い合うこともなく、冷たい視線と言葉が交差する両親を見ていて、胸が痛む。
 だがどうすることも出来なくて、自分はただ部屋にこもり、目と耳を塞いで時が過ぎるのを待っているばかり。
 好きな数学にのめり込むようになったのは、両親の仲が悪くなったのがあるのかもしれない。
 現実から目を背け、無心に、数に溺れる――

「――そ―いそっ…小磯!」
「っ!?」
 驚きに、ひゅう、と息を飲み込むと今まで息をしていなかったかのように体が酸素を求め、荒く短い呼吸を繰り返す。
 すると体が持ち上げられ、上半身が起きた体勢となって温かい何かに包まれながら、背中を撫でられた。
 落ち着かせるように何度も背を撫でる手の温もりに、健二はやっと現実を思い出してハッとする。
「…ぁ…あ、れ…?」
 寝起きの擦れた声を上げて、目の前が赤いことに首を傾げると頭上から吐息がかかった。
「………へっ…?」
 顔を上げると、至近距離にあるのはクラスメイトの顔。
「随分うなされてたけど…大丈夫?」
「えっ?あ、う…?」
 健二は軽くパニック状態に陥り、何はなくともまずは落ち着こうと頭の中で素数を数え始めた。
 少し落ち着いてきた所で、健二は佳主馬の部屋にきて休ませてもらっており、ふかふかの布団に寝転がった所までを思い出す。
「え、っと…ぼく…」
「寝てたんだけど、随分うなされて泣いてたから起した。顔色が良くないな…」
「ふあっ?」
 こつんと、額同士が合わせられ、視界いっぱいに佳主馬の顔が広がって健二は間の抜けた声を上げると思考が停止した。
「熱はなさそうだけど…ん?小磯…?」
 目を見開いて固まっている健二を不安げに見つめる佳主馬。だが、そんなことをされては余計に固まってしまう健二。
 そんなに仲良くもないのに、こんな至近距離で、しかも格好良く学校で人気のあるあの佳主馬に、こんなことされたら健二でなくとも固まってしまうだろう。
「まだ具合悪いか…?」
「へっ?!あ、やっ、う…い、いえっ…も、もうだいじょ、ぶ…です…」
 慌てて下にうつむくと、思わず敬語になりつつ左右に首を振る。少し寝たこともあってか、気持ち悪さも無くなり大分元気になった。
「クラスメイトなんだし、敬語使わなくていいよ」
 苦笑しながらそう言った佳主馬は、健二からそっと離れる。
「ぁ…」
 佳主馬が離れたことにより、健二は自分が彼の腕の中にいたことにやっと気付いた。赤いTシャツにジーンズというラフな格好の佳主馬は、制服姿の時とはまた違った印象で思わず見とれてしまう。
(あ、さっき起きた時目の前が赤かったのは池沢くんのシャツの色だったのか…って、僕、抱きしめられてたってこと…?)
 先程の、自分の背を優しく撫でる手や、体を包み込むように抱きしめられていた温もりを思い出し、うつむくと恥ずかしさと申し訳なさとで赤面し、体を縮こまらせた。
 痴漢に助けてもらい、具合の悪い自分を家に招いてくれて介抱してくれて、至れり尽くせりである。
 学校ではクールな印象しかなく、近寄りがたいオーラを感じていた健二は佳主馬とこんなに喋ったことが無く、彼がこんな風に気さくに話し掛けてくれたことが驚きだった。
 そして、こんなにも優しい人物だと、初めて知った。
 人は見た目だけで判断していけない、とあらためて思った健二である。
(…ぁっ…!)
 ぼんやりと佳主馬のことを考えていた健二だが、重大なことを忘れていたことに気付いた。
(そ、そうだ…言わなきゃ…っ…)
 健二は、手のひらをぎゅっと握り締め、緊張した面持ちで、意を決して顔を上げる。
「…い、池沢、くん…っ―――」


********
中途半端ですみません;

小説メニューつくりました


サマウォ地上波効果ハンパない!!
そして3万hitこえ有難う御座います!!

ま、まさかこんなにカウンターが回るとは想像もつかず、何も用意してなかったです(土下座)
まだリクが残っているのと次の原稿のこともあるので、フリリクはせずアンケートをとって、その内容の小説を書きたいと思っています。

そして、小説メニューをつくりました。
少しは見やすくなっていると嬉しい限りです^^

あと、まとめてみるとエロが少ないですね←
オフだとエロばっかなのに…(´д`)
今後もがつがつえろを書いていきたいです!

そして、何時も拍手有難う御座います!!
とても嬉しいです!!
サマウォ地上波効果で私もやる気満々なので、色々書き進めていきます^^

そしてレスが遅れていて申し訳ありません(´`;)
今夜中には…!!

何時も君を想う


※ちょっとしたご注意※
健二と夏希が付き合っていたというものがあったり、ちょっと健二さんがひどい感じもあるので、苦手な人はご注意を!
少し長めのお話かもです。
大丈夫なお方は以下よりどうぞ。






more...!

Love is blind!


 2011年5月。昨年の夏に起きた、あの夏の出来事からあっと言う間に月日は流れ、気付けば夏も間近である。
 池沢佳主馬はあの夏から恋をした。叶わない恋だと分かっていても、それでも欲してやまない。
「今晩和、健二さん」
 OZのチャットで会っているのは、共に戦い深い絆が結ばれた相手―小磯健二。
 まぁ、深い絆が結ばれたといっても、佳主馬だけではなく陣内家の皆が言えることであり、家族愛に近いものかもしれないが。
 だが佳主馬は違う。健二を恋愛対象としてみているのだ。
『今晩和、佳主馬くん。この間の試合見たよ!やっぱりキングカズマが一番強いね!』
 元々キングファンでもある健二が興奮しながら言うと、佳主馬は苦笑してしまう。そこまでして言うものではないと、冷静に思う佳主馬なのだが、やはり好きな人にそう言ってもらえるのは嬉しいものだ。
「ありがとう。また試合があるときは連絡するから、見てね?」
『勿論だよ!』
 とても嬉しそうに笑いながら何度も頷くその姿が可愛らしい。年上の、しかも男のひとに可愛いなんて言うのは失礼かもしれないが、やはり健二は可愛いと思う。
「あのさ、健二さん…このゴールデンウィークって忙しい?」
 佳主馬は口から心臓が出てしまうのではないかというくらいに緊張しつつ、それを顔に出さないようにしながらさり気なく言う。
『うーん…特に何もないから忙しくはないけど…数学オリンピックに向けて問題集やってるくらいかな?』
 健二の言葉に、喜び半分がっかり半分。だが予想していた返事だったので、佳主馬は心の中で溜息をついた。
 健二は、昨年は逃した数学オリンピック日本代表の座をかけて、あの夏以降から猛勉強していたのである。そして、春に行われた日本代表選抜で枠を取ったのだ。
 後は本番に向けて、毎日の勉強とは別に数学オリンピック対策の問題をかなりの量こなしているらしい。
「そっか…」
 健二が数学オリンピックに出場することはとても嬉しいことなのだが、今年はその分だけ会えないし、こうやってチャットをするのも頻繁には出来ない。だから、せめてこのゴールデンウィークは会いに行きたかった佳主馬だが、健二の邪魔をしてはいけないと諦めるしかなかった。
『佳主馬くん?』
 何処か沈んでいる佳主馬を心配そうに見ながら声をかける健二に、何でもないよと返すことしかできない佳主馬だった。
『…佳主馬くんは、忙しい?』
急に問い掛けられると驚くが、特に用事がないことを思い出すとコクリと頷く。
『あ、あのさ…もし…迷惑じゃなかったら、名古屋に遊びに行ってもいい?』
「えっ?!」
 思いもよらない健二の発言に思わず大きな声を出して驚く佳主馬。健二はそんな佳主馬を見て驚いてしまった。
『いや、あの、ほんと迷惑じゃなかったらなんだけど…』
「全然迷惑じゃない!てか、健二さんはいいの?!」
 興奮して身を乗り出し、パソコンの画面に映る健二にずいっと近寄る。言い方が悪いが、数学バカの健二はインドアでもあり、休みの日も言えにこもって数学の参考書を解いたりすることばかりなので、これは夢なのだろうかと思うくらいに驚きだ。
『うん。去年からずっと数学漬けだし、たまには外に出て気分転換しなきゃと思って。それに、佳主馬くんの妹さんにも会いたいから』
 ふにゃりと笑いながらそう言う健二の姿に、佳主馬は心臓を破裂するのではないかというくらいに脈打たせる。
 そういえば、去年に佳主馬の妹が産まれてから、健二はずっと会いに行きたいと言っていたことを思い出した。
「健二さん来て!…あ、その…母さん達も喜ぶから…」
 キャラに似合わず興奮して大きな声を上げていた佳主馬だが、我に返ると恥ずかしげに顔を赤くさせて健二から視線を逸らして言う。
 そんな佳主馬の姿を微笑ましく見つめていた健二は、自分に弟がいたらこんな感じなのかなぁ、と思っていたりする。
『ありがとう。あっ、何日ならいいなか?』
「明日からでもいいよ。良かったら家に泊まっていきなよ。ゴールデンウィーク中、ずっと居ていいし…」
 最後は自分の願望なのだが、つい口にしてしまうと余計に顔が熱くなる。
『流石にずっとじゃ迷惑だって』
遠慮する健二だが、その顔は嬉しそうだ。佐久間以外にこんな風に一歩踏み込んで仲が良い友人は少ない健二にとって、佳主馬の言葉はとても嬉しかったのだ。
「無理にとは言わないけど…一泊くらいはしていったら?」
『んー…じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな』
 意外と言ってみるもんだ、と佳主馬は思いながら小さくガッツポーズをする。これで健二と二人きりで過ごす時間がぐんと増えた、と思うだけで舞い上がるくらいに嬉しい。
 夏希には悪いが、健二を諦める気持ちはこれっぽっちも無い。夏希とは違って頻繁に会えない分、使える手は何でも使い、何としてでも健二との距離を縮めていきたいと強く思う佳主馬は燃えていた。
「母さんには僕が伝えておくから、健二さんは泊まりにくる準備して、早く来てね」
 自分でも子供っぽいと思いつつも、そう言って健二を急かす。
『あはは、分かったよ。じゃあ明日に名古屋行くね?』
 だがそんな佳主馬の我儘に二つ返事でOKをする健二。そんな優しさに、ますます好きな気持ちが大きくなる。
「迎えにいくから、待ってる」
 緩んでしまいそうになる表情を引き締めながらそう言うと、健二は満面の笑みを浮かべて頷いた。
「じゃあ、明日からよろしくね?」
『こちらこそ』
 佳主馬もつられて微笑むと、いきなり健二が顔を赤くさせて固まってしまう。そんな健二の様子に驚いた佳主馬は目を丸くさせて首を傾げた。
「健二さん、どうしたの?」
『えっ!…あ、いや、その…』
 真っ赤な顔のまま視線を逸らして口をもごもごとさせている健二を見ると、自分の良いように捉えてしまう。
(健二さんも、僕のこと好きだといいな…)
 勿論、恋愛感情でと思いながらも、まさかそんな上手いことはないと佳主馬は心の中で自分に言い聞かせた。
『あ、あのさ…今から言うこと聞いても、怒らない?』
「ん、別に怒らないよ」
 健二さんに言われることなら、どんなことでも許しちゃうんだろうな、と思う。恋は盲目だ。
『佳主馬くんってさ…ほら、あんまり笑わないじゃん?』
 それは自分でも自覚していることなので、素直に頷いて肯定する。自分で言うのもあれだが、表情を表に出すことが少ないと思っている。
『さっき、佳主馬くん笑ったからさ…それが、綺麗だなって思って…』
「えっ…」
 健二の言葉に佳主馬は思い切りドキッとした。まるで恋する乙女のような台詞ではないか。
『へ、へんなこと言ってごめんね!…じゃあ、また明日』
「あ、うん。新幹線乗ったらメール頂戴ね」
『うん、分かった。お休みなさい』
「お休み、健二さん」
 いくつか言葉を交わすと健二はチャットルームからログアウトした。
「……脈ありってことで、いいんだよね…!」
 佳主馬はまたガッツポーズをすると、高ぶる気持ちを抑えられず小刻みに震えて勢い良く立ち上がる。
「健二さん、絶対振り向かせてみせる・・・!」
 自分にもチャンスはあるのだと、佳主馬は不敵な笑みを浮かべながら呟いた。

end.


********
こういうのって、まだ佳主馬は幼い感じが出るのではないかと思って書いた気がします。
子供らしさというか…わくわくどきどき、というか(笑)
こういうくっつきそうでくっつかない二人も好きです^^

お疲れ様でした!


何時も拍手有難う御座います!!
メールも有難う御座います!!^^
お返事が遅れてすみません;明日辺りにはレスを…!

そして、八月一日、お疲れ様でした!
スペースに寄ってくださった方、本を買ってくださった方、話しかけてくださった方、皆様有難うございました!
当日は新刊を落としてしまい、カズケン絵のペーパーしかでなくてすみません(´;ω;`)
ちょっとパソコンが大変なことになってしまいました。orz
新刊は…?とお聞きくださった皆様、本当にすみませんでした…
そんでもって、早朝バイト→家に帰って着替え→会場へ、という強行っぷり。
途中でちょっとしたアクシデントがありつつも、少し遅刻して会場入りしました;
地元だったのでよゆうぶっこいててすんませ…orz

イベントではまったり過ごしつつ、お隣様が話しかけてくれて…!!
ここを見て下さっているという女神様達でした(目玉飛び出るくらいびっくりしたぜ…)
今回はぼっち参加だったので、とても楽しいひと時を有難うございました!!
えろい発言ばかりですみませんでした!!(ジャンピング土下座)
あと、早朝バイトもあってか、結構ぼーっとしていた気がします;
でも素敵なレイヤーさん達を遠くから眺めてたりお買い物したり楽しかったです。
スパコミの時は別ジャンルの挨拶回りであまりお買い物できなかったので、ゆっくりできてよかった^^;

今回はアフターもあるイベントだったので、ぼっちでも参加する予定だったのですが、お隣の女神様達と一緒に参加させていただきました。
いや、もう、泣きそうなくらい嬉しかったです(´;ω;`*)
栄おばあちゃんのイラストがはいったケーキや、じゃんけん大会など、物凄く楽しいアフターでした!
しかも、じゃんけん大会ではご一緒してくださったお方が当てた上田限定発売の仮ケンたんの根付ストラップをいただきました…!!!
本当に有難う御座います!!有難う御座います!!
ガチで泣きそうでした…感謝感激!!
他にもポストカードやシールなど、もらってばかりで…何とお礼申し上げても足りません!!
本当に感謝の一日でした!!そして出会いの一日でした!
一期一会を大切に、この先のイベントも楽しみたいです^^

イベント後は真っ直ぐ家に帰ったのですが、夜から疲れが出てきて爆睡してました←
小話UPする予定でしたが、ここのところ夜が弱いです;
始めたバイトが早朝バイトなのが大きいんだろうな。
そんなこんなですが、近々2,3本はUPしたいです。
一つはスパコミで配った小話です。

あ、そういえば、グッコミ申し込みするの忘れてました←←←
別の申し込み締め切りと勘違いしてました。orz
なので、10月のスパークに参加予定です!
本当はオフの参加をどうしようか迷っていたのですが、カズケンプチもありますし、まだまだ書きたいものがあるので活動し続けたいと思います。
今週は地上波ですしね…!!
いよいよ地上波で健二さんが…!!健二さんがフェアリーすぎて見るのがつらいと思います←
きっとついったでギャアギャア叫んでいるだろうな(´∀`)
楽しみすぎる…!!!

8月1日オンリー情報

※随時更新

ぎりぎりになってしまって申し訳ありません!
…すみません、新刊落とします。orz

2010年8月1日
八月一日 SWオンリー
オ8
「けしからん、もっとやれ」


!ご注意!
18禁本は、18歳未満の方にはお売りすることが出来ません。
(※18歳でも高校生の方にはお売りできません)
また、年齢をを確認する場合がございますので、その場合は身分証明が出来る物を提示していただきます。
なお、本を買う際に高額紙幣のご使用はご遠慮下さいませ。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

◇新刊◇
落としました…orz
ペーパーはあると思います(落書きつき)

◇既刊◇
『E K S』
カズケン/18禁/A5コピー/32p/¥300
健二さんが一人上手だったり積極的だったりと、えっちな仕様になっている本です。
コンセプトは「びっちな健二さん」←
五年後設定で甘いです。
(2010年5月スパコミ発行)

『Love Love Sugar』
カズケン/18禁/A5オンデマ/52p/¥500
新婚さん本。8年後設定で二人が結婚するお話。
甘々いちゃらぶで、裸エプロン健二さんがいます。
ちょっとマニアック…?
(2010年3月21日HARUコミ発行)

『君の声で聞きたいから』
サクケン/全年齢/A5コピー/32p/¥300
幼馴染本。二人の出会いと、中学二年の時の出来事。
様々な葛藤を経て、二人が付き合うまでのお話。
シリアスですが、最後はらぶらぶ(?)です。
※本編より前の時間なので過去を捏造しまくってます。
(2010年3月21日HARUコミ発行)

『かわいいあのこがすきなもの』
 カズケン/18禁/A5コピー/32p/¥300
5年後設定。バレンタインねたで、いちゃこらしてます。
いけいけどんどんな健二さんと、ちょっとへタレ気味な佳主馬くんです(笑)
(2010年2月7日「よろしくおねがいします!1.5」発行)

『Love School festival Panic!』
 カズケン/18禁/A5コピー/40p/¥300
文化祭ネタです。カズケンなのですが、佐久間もでばってます。
モブキャラ(クラスメイトなど)もちょっと出てますが、基本的にカズケンです。
(健二さん女装注意報!)
(2009年11月1日「全国大会R11」発行
※同日開催されたSWプチオンリーには参加してません)

おめでとう!ありがとう!


栄おばあちゃんお誕生日おめでとうございます!!
そしてサマウォ大好きだあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!



イベント終わって、夜に小話UPします。
パソコンおだぶつかもしれないから携帯から打ち込みます。

そしてイベントに行かれる皆様、いっぱい楽しみましょう!!(´∀`*)


しかし…新刊落とします…
本当にすみません…orz

せめてペーパーだけは…カズケン絵を…!
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