"tanborymountain blog"

夜が明けるまで腹痛と戦い
朝ごはんもちょろりとしか食べれず
お腹の薬を求め宿を去った

昨日のエクセレントカルパスのセブンで薬を買う

飲むとすぐに効いたので
効いてるうちに早く次の目的地、沼津へ行ってしまおう
いつ何が起こるやもしらん

そんな感じでバスに乗った


やはり今日も日陰無しのうぐすでしたし
すぐそばだった黄金崎公園にも行けなかったけど
また、一周した感がもしあれば訪れたい


三島でバス下車

うってかわって観光スポットが溢れている
お腹もややよい
なんだか元気！

そんな調子で大散歩を始めてしまい
ご飯屋さんもこれという店を選べず
神社は大きくて動物いっぱい、水いっぱいでしたが
汗だくになり、またへとへとになりました


我々はくたくたになり、ついに安息と安心の街、沼津へ向かった

面白いお風呂のある宿だった

民家民家の中のどこに露天風呂があるのかな
本当にあるのかな
そんな心配はなるほどという形で
露天風呂だった

手作りな感じのお風呂が
屋上に三つあって
色んな植物に囲まれていた

見えるのは小さな畑と民家と山

ぼんやり夕暮れの宇久須を眺めながら
田舎で過ごした小さい頃の
買う、という行為が選択肢にない感じが思い出された

テトリスの狂ったような得点
ばっきばきのドラえもん道具図鑑
夜目

そんな中に金目鯛が食べたくてやって来るのはすごい事だぞ
このありがたみのスペクタクルか、うぐす！

そんなふうに待っていると
やはりスペクタクルフィッシュ達は期待を越えて来てくれた

お刺身いろいろ
イカバター
小さめの金目鯛まるごと
他いろいろ

おいしかった

油感の少ない
質素で柔らかな身と
やや薄いとも感じる煮汁

あの油は確かに満足感がある
がしかし
こうして確かめるように食べ進めて行くと
さっぱりほのかに甘い魚であり
ギブソンではなく五弦琵琶が似合うなのだった


このようにおさかなフィーバーをしすぎて
お腹を痛くしてしまうのだけど

幸せな食事は町の雰囲気から始まってたんだな、と思った

我々は決意した
陽は弱まらない

さっきまで行ったり来たりして知り尽くした民家の隙間を
ナビの誘導と共にすりぬける

するとさっき諦めたちょい先に二つの商店が見える

近づいて品物を確認したところ色々ある
立派な商人ハウスだ

お酒は買った

だがしかしビーフジャーキー又はそれに相当する何か

たった一つのそれが無い


わがままである

僕らはお酒で重くなりながらまた歩き始めた


道に大きめの稲のようなものが大量に干されている

だんだん干され切った稲へと見ていったのだけど

なんだったのだろうか


コンビニには無事に着けた
エクセレント！と書かれたサラミを購入し
おっさん飲みスタイルで宿に帰った

見知らぬ土地で
たったこれだけの事でくたくたになってしまう夕暮れ

振り返れば各地で繰り広げているな、と思った

海にひとけのなくなったすぐくらい
遅い夏休みで、たたさんと伊豆へ行った

僕は金目鯛が食べたかった

どこで食べたのか定かでない
人生で体験した金目鯛の煮付けの味や感触
赤い皮や大きい目の集合体に
心を支配されながら夏を越えた

電車に乗って
修善寺からバスに乗って
人けも店けも浜けもない
ガラスミュージアムで降りた

宇久須という、うぐすと読むのか、という所だった

宿に行く前に
ビールを買おうとして
さんざん歩いた

地図だと1キロないくらいにセブンイレブンがあるのだが
ふいな看板に商店こっち！の地図が現れ
その店は開いておらず
行ったり来たりしながら暑くて諦めた

宇久須の日中に日陰はなかった


宿に入る
僕らは陽でのぼせ
空腹だった

お茶をすすり
ポリッピーをかじり
金目鯛までは時間があった

暗くなったらきっとどこへも行かれまい

今のうちにビールを買いに行こう、少し陽が弱まったら！

そんなふうにお疲れな感じの到着だった

八月の終わりにタンボリーの一人ライブをしました
下北沢にあるアジアンボーダー料理のお店の二階です

いつもこれはなんだろう、ガドガドはゼッポレはなんだろう
そんなふうに思うのでお腹いっぱいまで食べます

ギターひとつと歌
それに今回はハーモニカも加わりました

いつも歌うときに
こういうエフェクトがあれば表現の手助けになるな
というのを一度見直して
素の音から広がりたいという考え方でやりました

そこには思っていたよりも大きな山や谷みたいなものがあり
しかしこれを練習するのは楽しいじゃないか
そんなふうなライブでした

みんなでちょっとぐだっとして
今回は終電で帰りました

ソーセージが燻製仕様になって
煙が出ちゃうんだけど美味いから
ばんばん頼めるようになりたいな！
と思いました