お兄ちゃんとはじめて近親相姦したのは、二十歳になってから。
    それまで、お互いに彼氏とか彼女とかいたんだけど、やっぱりムリだったんだ。
    キスしただけで、なんか違うって思っちゃうんだもん。
    お兄ちゃんが寝てるときに、こっそりしちゃったファーストキスとは大違い。
    お兄ちゃんの唇はやわらかくて、すっごくどきどきして、よかったのに。
    彼氏とのキスはぬちゃって感じで。
    思わず、突き飛ばしちゃった。
    お兄ちゃんに彼女ができたときもショックだったけど、なんか私に似てたから、ちょっとだけ嬉しかった。
    お兄ちゃんの彼女に、
    「仲良くしようね。」
    っていわれたときは、どうしようかと思ったけどね。
    結局、一ヶ月ももたずに別れてくれて、ほっとした。
    お兄ちゃんも私がすぐに彼氏と別れて、嬉しかったみたい。
    なぐさめるつもりだと思うけど、いつもよりもやさしくて、映画とか遊園地とか連れて行ってくれた。
    知らない人がみたら、誰も近親相姦になりそうな兄妹だなんて思わないよね。
    普通にカップルだって思われてるはず。
    無邪気なフリして、お兄ちゃんの手を握ったら、お兄ちゃんもぎゅっとしてくれて、お兄ちゃんもアイのこと、好きでいてくれたらいいのにって、泣きそうになった。
    近親相姦の一線を踏み越えちゃったのは、両親が事故で亡くなってから。
    もう近親相姦だからって、我慢してる理由がなくなってしまったんだ。
    もちろん、すごく悲しかったけど、同時に開放感があったのも覚えてる。
    私とお兄ちゃんは、誰も知り合いがいないところに引っ越して、同棲中のカップルとして暮らし始めた。
    両親と過ごした家では、やっぱり罪悪感があったし、二人きりなら狭い部屋で充分だから。
    絶対に妊娠できないから、ピルを飲んだ上に、コンドームをしっかりとつけて、私達はセックスする。
    直接つながれないのは悲しいけど、近親相姦の子供なんて、想像するだけでも怖いもん。
    私は一生子供なんて産めなくてもいいから、子宮をとってしまおうかっていうんだけど、お兄ちゃんがダメって。
    だったら、俺がパイプカットするよっていってくれる。
    パイプカットだって、子供が作れなくなるかもしれないのに。
    近親相姦じゃなかったら、二人の子供を育てて、家族になれたのに。
    私達にはもうお互いしかない。
    でも、私はお兄ちゃんとずっと一緒にいられるだけでしあわせ。
    今まで、近親相姦だからって我慢してたのに、願いが叶ったんだもん。
    贅沢をいったらきりがないよね。
    このアパートに越してきた夜、ダンボールに囲まれて、私達は初夜を迎えた。
    近親相姦だから、結婚式も挙げられないし、誰にも秘密の関係。
    でも、今日からはカップルになれる。
    お兄ちゃんとキスしただけで、涙がこぼれた。
    やさしくて、あったかい触れるだけのキス。
    お兄ちゃんも彼女とはキスだけで別れたってきいて、すごく嬉しかった。
    だって、お互いはじめての方がよかったから。
    私の処女をお兄ちゃんにあげられて、本当によかった。
    お兄ちゃんの手がおっぱいをさわって、ゆっくりとおまんこの方に下がっていく。
    子供の頃はよくお風呂に一緒に入ったけど、大きくなってからははじめてだから、なんだかちょっと恥ずかしい。
    「足を開いて・・・さわらないと、挿れられないだろ・・・。」
    小さなお兄ちゃんの声が何もない部屋に響く。
    開いた足の付け根に覆いかぶさるように、お兄ちゃんが顔を寄せた。
    さわるんじゃないの!?
    閉じかけた私の足をしっかりと両手で支えて、お兄ちゃんが私のおまんこをクンニする。
    「気持ちいいよぉ・・・お兄ちゃん。」
    っていったら、
    「今日からはお兄ちゃんじゃなくて、陽向って呼べ。」
    っていわれちゃった。
    なんか照れくさいけど、お兄ちゃんって呼んでたら、近親相姦だってバレちゃうもんね。
    私は恥ずかしさをこらえて、
    「陽向・・・。」
    って呼んでみた。
    「心美・・・おまんこに指を挿れるよ。」
    指を挿れられるだけで、すごく痛みを感じる。
    でも、お兄ちゃんのものにしてほしくて、私は痛みをこらえた。
    「痛くないか?大丈夫か?」
    顔をのぞきこまれるのが、すごく恥ずかしい。
    「痛いけど・・・大丈夫。お兄ちゃ・・・陽向とひとつになりたいの。」
    お兄ちゃんは私の頭をやさしくなでて、ちんぽにコンドームをつけた。
    コンドームに包まれた亀頭が私のおまんこの中に、ゆっくりと入ってくる。
    痛い・・・張り裂けそう・・・。
    でも、これでお兄ちゃんに処女をあげられるんだ。
    破瓜の痛みと処女をあげられた喜びで私の目からは涙がこぼれた。
    何度もキスされながら、ちんぽを奥まで挿れられる。
    まだ気持ちよさはないけど、そのうち、気持ちよくなって、もっとひとつになれるようになるんだろうな。
    私はお兄ちゃんに抱きつきながら、
    「大好きっ・・・愛してる・・・。」
    って囁き続けた。
    お兄ちゃんも、私をぎゅっと抱きしめながら、
    「俺も大好きだよ。・・・愛してるよ。」
    っていってくれた。
    一生結ばれる近親相姦のカップルって、少ないと思うけど、私達はずっと一緒。
    子供がいない分、ずっとラブラブで暮らすんだ。