通販の購入品と偽り、蟹を突然自宅に送りつけてくる。


それが最近有名になってきた「蟹通販詐欺」、またの名をカニカニ詐欺です。


この手口では、家族が注文したと思い込ませるように代引きで発送してきて、支払いに応じてしまう人が少なくないようです。


真っ当な商取引ではありませんが、他の詐欺の手口と比べれば金額も圧倒的に少ないですし、ひとまず蟹は手に入ったのだからいいかと思って警察にも言わずに済ませてしまうことが多いのです。


少しでも変だなと思う荷物が来たときには、本当に家族が注文したのか、よく確かめてから支払いましょう。


蟹のシーズンは冬というイメージがありますが、蟹って年中いつでも獲っていいものではなく、省令で定められる解禁日に従って漁をしなければなりません。


全ての蟹が獲り尽くされることを防ぐために、越前ガニは毎年11月6日、紅ズワイガニは毎年9月1日など、解禁日が定められ、蟹をとってもよいのは解禁日以降のみとすることが定められています。


蟹の旬を逃さないためには、漁解禁の情報をニュースやネットで知っておくことが大事だと覚えておきましょう。


私も家族も無類の蟹好きですので、蟹通販をよく利用しています。


ですが、通販は相手が見えないですから、注意すべき点もあります。


通販ではお店と違い、現物が見えないので、蟹の量が何キロになるのか、何杯分になるのかは確かめておくべきです。


業者に量をゴマカされてからでは遅いです。


また、初めての人は蟹の解凍でも失敗しやすいです。


蟹を解凍する際には、時間をかけて慎重にすることを心がけましょう。


蟹のうまみは急いで解答すると損なわれてしまうので気をつけましょう。


モズクガニをご存じですか。


世界でその名を知られた上海ガニの種は異なりますが、同じ族のかにです。


上海ガニと異なり、背中に細かいまだら模様があり、大きくても甲幅8センチメートルくらいですから、食用がにとしては小さめです。


多くは、成体で170から180グラムになるといわれています。


それから、小さい個体は雄のことが多いです。


丸ごと使えるかにとして、日本では昔からよく使われています。


より良いタラバガニの条件とは、とにかく、雄を選ぶのがおすすめです。


雌は産卵に備え、栄養分を卵に送っています。


タラバガニを食べるときにぜひ味わいたい脚肉を味わいたいと思えばどう考えても雄の方がおいしいのです。


これも通販では難しいですが、甲羅の中央部にある突起の数に注意してください。


本物のタラバガニなら、突起は6つあるはずで、突起が4つの場合、それはアブラガニという似ていますが別の種類です。