活かにの下ごしらえはご存じですか。


きれいに汚れを落としたら、水に30分ほどつけてください。


殻で手を切らないよう、軍手をはめてください。


腹の三角形部分に指を入れて外し、甲羅と半身の間の関節に切れ目を入れます。


甲羅と半身を分けるために、それぞれを押さえて半身の一方を外し、さらにもう一方を外します。


残った胴は黒い部分と全体の汚れを除き、かに味噌は取り分けておきましょう。


脚をばらばらにし、大きければ関節で切って、縦に切れ目を入れるか、殻の一部を削ぎ取っておくなど、一手間をかけてください。


一度やってみれば、きっとコツがわかってくるでしょう。


かにのおいしい食べ方はいろいろありますが、おすすめは「焼きがに」ですね。


かにの醍醐味を十分楽しめますよ。


おいしく焼くには、解凍に気をつけてください。


殻付きのかにをそのまま紙で包んで、冷蔵庫で自然解凍しましょう。


半日程度のゆっくりした解凍を目指しましょう。


半解凍の頃を見計らい、殻付きのまま焼けば、うま味が殻に残り、水分も含んだ状態で食べられます。


うま味を含んだ水分が残るよう、焼きすぎないでください。


上海ガニは小型ですが、丸のまま蒸す、点心の具などで独特の味があるので、世界中に知られた高級食材です。


上海を中心とした中国近辺のいたるところに生息しています。


高級食材の割には、何でも食べるので侵略的外来種扱いを受けています。


このかにがこれ以上拡散しないように生体の輸入だけでなく、取引全体を一切禁止になっているところもあります。


かには国産と外国産で、味に違いがあるのでしょうか。


実は種類によって違うようで、タラバガニなら国産も外国産もほとんど同じ味だという方が多いのです。


ところが、ズワイガニになると話は別です。


味がかなり違うという説が主流です。


国内でもズワイガニは産地の名がブランドになるわけで、ある程度ブランド固有の味があるわけで、そのあたりを考慮すると、外国産は全く別の味だと思うべきでしょう。


よく蟹の旬ということを言いますが、蟹は実は水揚げできる時期が限られています。


解禁日というものが地域ごとや種類ごとに決まっています。


無秩序な乱獲を防ぐためにも、越前ガニは毎年11月6日、紅ズワイガニは毎年9月1日など、解禁日が定められ、その日になるまでは蟹漁をしないというルールが厳格に定められています。


毎年の蟹シーズンに一番乗りするためには、解禁日がいつ頃になるのか、ちゃんと調べておくことが重要になってきます。