かにの通販は鮮度が心配で、という声も時々耳にします。
以前の評判では、かに通販だと市場で買うより鮮度が劣るというのが当たり前でした。
現在、その問題はほとんど克服されました。
加工保存や流通システムの発展はものすごく、通販でも市場で買って送るのと全く変わらないおいしい新鮮なかにを味わえるようになりました。
とはいえ、どの通販も全ていつもおいしいかにが買えるとは言えませんので、くれぐれも評判のいいお店から買ってください。
活きた蟹をさばく際の手順をご説明しましょう。
最初はお腹が上になるように蟹をまな板の上に置き、蟹の前掛け(ふんどし)を外します。
メリメリと音を立てて簡単にはがれます。
包丁の根元の方を使い、甲羅が傷つかないように腹を正中から真っ二つにします。
その後、甲羅から足を取り外します。
腹の切れ目を中心に、手で折り曲げるようにして外しましょう。
この手順のとき、胴についたひだ状のエラや薄膜を指で外しておくといいでしょう。
蟹ミソはふんどしの裏などにも付いているので、まとめて甲羅に入れておきます。
最後に、食べやすくするため、足を関節の部分で切り離し、包丁で表面に切れ目を入れて、身を取り出しやすくしておく。
以上が蟹の捌き方の基本になります。
この時期に美味しくなる渡り蟹は、正式名をガザミという、内湾に生息する大型の蟹で、主に内湾を抱える地域、例えば瀬戸内海や有明海、大阪湾、伊勢湾などで水揚げされますが、最近では日本産は減り、高級品となっています。
15センチから30センチほどにもなる大きな甲羅を持つ蟹で、最高の美味として知られるメスの卵巣のほか、身肉や蟹ミソも大変美味しいことから、日本各地で食用として重んじられてきました。
そのまま塩で茹でたり、蒸したりして食する方が多いようですが、パスタや味噌汁の具、また韓国のチゲの具材としてもよく使われます。
秋も終わりに近づくと皆さん、かにを食べたくなりますよね。
寒くなってから、熱燗でかに鍋を食べると誰でも笑顔になれます。
せっかくの鍋をさらにおいしく食べたいなら、かにを買うのに一足伸ばして、市場から直接手に入れるともっと鍋をおいしくできるでしょう。
あるいは、通販で産地から直接買うのもおいしい鍋への近道です。
今年も蟹のシーズンがやってきました。
蟹通販を利用すれば、いつでもズワイガニやタラバガニなど、好きな種類の蟹を注文できます。
あとは自宅に届くのを待つだけで、お手軽に蟹を味わえます。
しかし、現在では蟹通販を扱う業者も年々増えており、中には詐欺まがいの悪質なことをしている業者もあるので、業者を選ぶのにも一苦労です。
新鮮で美味しい蟹を味わいたいなら、キーワードは「産地直送」。
産地直送の業者を選んで利用しましょう。
とにかく慎重に選ぶことです。
業者の質により、味わいは大きく違うものになるのですから。