空色柘榴


 
愛しているのはひとりだけ



2011.6.18(Sat) 20:55

放置日数を数えている辺り、夫に懐いているというか、夫命なんだろうなあたし、と思います。
1ヶ月も放置されたら、色々考えます。
どうせロルで擬似的に抱かれるだけだし、浮気しようかな、とか。
諦めて新しい人探した方がいいのかな、とか。

以前、お兄ちゃんに、こーさんじゃなくお兄ちゃんを好きになっていたら楽だったかも、と、言ったこともあります。
そのときは、結構本気で言ったつもりだったのだけれど。

今回の放置で、はっきりわかりました。
こーさんでなければ、私、ダメなんだ。
指輪を外すことはできなかったし、浮気相手や恋人を募集しているナリの募集サイトを見ていても、無意識にこーさんと比べてしまって。
これに乗るくらいなら、こーさん待つわ、と。

こーさんと出会ったことで見捨てられ不安が牙を剥いて、BPDを発症したのは、多分事実。
けれど、それでも、出会えて良かったと言い切れます。
こんなに、誰かを好きだと思えるなんて、思わなかった。
恋愛感情は、どこかに置き忘れてきたと思っていましたから。
見返りも何も期待せずに誰かの傍にいたいと思えたのは、初めてです。
むしろ、傍にいさせてくれること自体が、最高の見返り。

きっと、遅かれ早かれ、BPDは発症していたと思います。
それが、こーさんに対する感情を知って、少し早まっただけ。
恋愛感情、とは、少し違うというか、恋愛感情では足りない感情。
こんな感情、夫が最初で最後でいい。

お兄ちゃんが、1年付き合った奥様と別れて以来数人と付き合っては別れてを繰り返したのを考えると、不安はないでもないですが。
逆に、あのときお兄ちゃんが相手の方の手を離さなかったら、事態は変わっていたのかも。
あと少し、待てるだけの条件が、お兄ちゃんに揃っていたら、多分。
あたしも、3年間の会社勤めに助けられました。
職場というのがどんな場所か、お給料をもらうというのがどういうことなのか、知っていたから。
だから、好きという気持ちが寂しさに負けることは、なかったのだと思います。

お兄ちゃんが、一度でも社会人を経験していたら、きっとこんな終わりを迎えずに済んだのだと思います。
決してお兄ちゃんが悪かったのではなく、不運が重なっただけ。
それを証明するためにも、私は、夫の手を離すことはできない。
想いがあって、それに耐えられるだけの経験と知識があれば、たいていのことは乗り切れる、と。
手を離したら、私自身が耐えられないのは、もちろんだけれど。

義兄と別れた直後のお兄ちゃんに、傍にいてくれる人は他の人のものという残酷な結論を突き付けてまで、守り通したかった想いです。
今更、他の人に向けるなんて、絶対にできやしない。
何回も浮気の誘惑に直面して、やっぱりね、と、思いました。

身体の寂しさを埋めるのは、夫以外にもできること。
けれど、本当に埋めてほしいのは、身体ではなく心の寂しさだと思うのです。
少なくとも、あたしはそうだった。
こーさん以外で身体の寂しさを埋めたところで、心の寂しさは悪化するだけ。
結局、あたしの寂しさは、こーさんにしか埋められないのです、身体も、心も。


話題:ほら、やっぱりね


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