日記かもね。


2011/4/24 Sun 19:07
風邪かもね

兄ちゃんたちを見ていると、ほんと双子って神秘だ。と思う瞬間が多々ある。

「あー、やべ。まじやべ」
「・・・・・・・・・。」

布団の中でもぞもぞと動きながら、嗄れた喉でぐちぐちと文句を言い続けているのが夏兄。
ぐったりと布団に沈んだまま、ピクリとも動かずに荒い息だけを吐き続けているのが春兄だ。

「つらい、めっちゃつらい。これはつらい」
「うんうん、そっか。辛いねぇ」
「そうだよ辛いんだよ。関節も痛ぇし、頭も痛ぇし」
「腕?足?」

聞きながら、ゆっくりと夏兄の肘とひざの部分を布団の腕から擦る。
マッサージじゃないから、ほんの軽くだけど。
すると、ふぅ、と夏兄の口から吐息が漏れる。
夏兄の言葉がやっと途切れたところで、ストローを刺したスポーツドリンクを口元まで持っていき飲ませる。
コクリと動く喉はゆっくりで力が無いけれど、なんとか水分は取ってくれそうだ。

夏兄の手足を擦る片手はそのままに、反対側に寝ている春兄を見る。

「春兄、春兄、水分取れる?」

声をかけても反応はない。
寝てるのかと顔を覗き込めば、うっすらと瞳は開かれていて。
うつろな瞳が、熱でうるんでいる。
あまりにも熱が高そうなその様子に、そっと春兄の首に手を当てる。
まだまだ熱は高そうだが、上がっている感じではない。
熱を確かめてから再び春兄の顔に視線を戻せば、先ほどまでどこともなく視線を泳がせていたその瞳が、うつろながらも僕を映していて。

「春兄、飲も」

夏兄と同じく準備してあったスポーツドリンクを同じように春兄にも与えて、動いた喉を確認する。
春兄はそれだけで疲れてしまったのか、眉をひそめながら目を閉じてしまう。
二人の額の上にあるタオルを氷水で再度冷やして乗せなおす。
夏兄、春兄と乗せた後、春兄の片頬を手のひらで包むように触れる。
タオルを絞った後の僕の手は冷たくて気持ちいいのか、春兄の眉間のしわが少しとれ、顔を傾けるようにしてその手にすり寄った。


片手は夏兄に、もう片手は春兄に。
毎度毎度のことながら、風邪をひくなとは言わないが、せめてばらばらに風邪をひいてほしいと思う今日この頃。






***
生きてます・・・
風邪も引いてないです(笑)
いやーもー仕事が忙しすぎてなんともはや(゜゜)
拍手もありがとうございます。こんな休止中サイトに・・・ほろり

地震もなかなか落ち着かないですね・・・
うちは母と弟と母の知り合いが、GWにボランティア行ってくるそうです。
保育士・理学療法士・看護士×2・社会福祉士なので、個人なのにちょっとした派遣チーム状態です(笑)
ボランティア行く方がいらっしゃいましたら、どうぞお気を付けくださいね。


comment 0



[このブログを購読する]








-エムブロ-