ホビット三部作全部見てエンドロール流れてますが今大変号泣中です。この映画でこんなに泣くと思ってなかったからタオル用意してなくて焦った。
眼鏡まで濡れてるわ泣きすぎクソワロタ。

トーリンが戦うことをやめない(?)みたいに言ってたのってトーリンが山の下の金の魔力と心の中で戦い続け打ち勝ったことも含んでると思うんですよ……そこで祖父と違い打ち勝てるのがトーリンの強さだよ……
トーリンと祖父の違いとして、トーリンの方が情に厚いってところもあったのかなと思う。心の中で戦ってた時、仲間からの言葉が大きく響いてたし。
ビルボとトーリンが友情を築いていく過程も凄く良かった。トーリンがもし生き残ったら固く結ばれた友情で死ぬまで繋がっていたことが断言できるからこそ、トーリンの死後にビルボがトーリンは友人と言えずに口を噤んでしまうのが心臓捩れた。

キーリとタウリエルの種族を越えたドワーフとエルフの二人の恋、応援したすぎてレゴラス大本命なのに、待って王子ちょっと今は邪魔!!!っていちいち合いの手入れる羽目になるし、キーリが死んでしまって燃え尽きて号泣した。
生きて幸せになってほしかった……。

指輪物語は読んだけどホビットは未読だったので、ホビットは指輪物語の前の歴史としてどんなことがあったかを知ってる程度でストーリー自体は知らなかったんですがそこも非常に面白かった。いろいろ布石もあったから指輪物語を見返したくなる。
レゴラスが原作ホビットに出てないのは知ってるんだけど、ということはスラパパの導きでアラゴルンに会いに行ったこととか、ギムリのお父さんと会ってたこととかは映画オリジナルなのかな?
原作指輪物語で言及されてた覚えはないんだけど。
でもこう、スラパパがアラゴルンの真名は自分で聞き出せって息子レゴラスに言うの大変滾りましたね。欲しけりゃ自分で手に入れろ感好き。
レゴラスの戦闘シーンは多くて相変わらず俺得で終始夢女みたいな気分でいたけど、今回はスランドゥイルとエルロンド卿の戦闘シーンも見れてとても良かった。エルフパパ組かっこいい。

しかし、中つ国の歴史として名前と概要だけは知ってた五軍の合戦について実際見てみるとドワーフ・エルフ・人間(・大鷲・ビヨルン)vsオーク・ワーグの迫力凄まじかったな。
五軍の合戦はアゾグ達が横入りしてきたことで、それまでぶつかろうとしていたエルフ・人間軍とドワーフ軍が手を組んだ形の戦だったから、連帯感というのはあまりなかったけどそれはそれで面白いので良いです。

五軍の合戦の戦後の話も見れるのかなって期待してるけど総カットでそれは残念だった。
バルドがビルボの分け前だったはなれ山の財宝の12分の1を貰って谷間の国を再建して王に即位したり、スランドゥイルに宝石を送って友情を築いたりするとこ見たかった〜〜〜〜!

今になってレゴラスが母との思い出もないって言ってたことがぐさぐさきてる。
エルフは長命だから必然的に親と過ごす時間が長くなるのが殆どで、ましてや不老不死だから戦で死ぬとかアマンへ去るとかでなければ別れることすらない中で、母との思い出すらない……。
映画設定だから原作まで逆輸入していいか迷うところだけど、そもそもアングマールの戦いの年代調べたらその頃のレゴラスって少なくとも1000歳にはなってるだろうし、辻褄合わなくない?という疑問。
レゴラスのお母さんが亡くなったのは他のグンダバドでの戦とかだったのかなって中つ国wikiとか有識者の考察を調べてみたけど見つからんわからん。
スランドゥイルが記憶を消す方法を持っているから記憶を消されたレゴラスが母のことを覚えていない説はなるほどと思った。タウリエルの発言にも納得できる発言だし、映画設定だとあるかも。

胸熱展開も満載だったし、めちゃくちゃ面白かったな……原作も読みたくなった。