ニコニコ動画にて、2007年4月5日から放送された10周年記念の配信。1期全6話。


DTBは10年前にリアタイで一度見ただけだから、忘れてるとこもたくさんあるし、昔は理解できなかった話もわかるようになってていろんな発見があるの見直してて楽しい。

初めて見た時は黄回の話の絡まり方がよくわかってなかったんだけど、黒とアルマの話と、黄と志保子の話ってこんなに対応してたんだな。
リアタイだと志保子が何故黄の為に自殺できたのかが理解できなかったのが10年越しに理解できて、これまでなんとか泣かずに来たのにもの凄く泣いてしまった。
志保子は人間としてだけでなく、契約者としても黄を生かしたかった。
「黄を生かす」という行動をするために最も合理的なのは自分が始末されることだから、能力を使って「一時的に人間らしい感情を取り戻す」という対価を支払い、自殺した。
単純に考えるとそうなんだけど、その前に能力を使った時に能力発動から対価までに時間差があるんだよね。だから、私は志保子が対価を支払う前に、契約者としての感情のまま自殺したんじゃないかと思った。

銀回やきりたんぽチンピラくんの回(覚え方に問題あり)は初見でも凄く良いと思った回だったんだけど、ニックさんの回とか黄回とかは大人になった方が心に響くなぁ。
特に黄回は10年前の自分はあんまり興味がなかったのかなんなのか、グロい以外の記憶があんまり残ってなかったから今回もさらっと通り過ぎるだろうと思ったら一番刺さってるぐらい。

ニックさん回は腐った女らしく「珍しく黒がたらされた回」って記憶ばかり残ってたわ。いやまあ正直そこらへんも今の方が萌えられたけど。かなり本気で黒がたらされてるから、死なないタイプのヘイガール(視聴者の意)の私としては吐血するかと……たらされる黒……最高かな……最高だわ……。
黒が黒としてあそこまで感情を露わにしたのってニックさん相手が初めてだったんだなってことに10年越しに気付いたところが致命的だった。
裏切られたと思いながらも心の底では黒はずっとニックさんのことを信じ続けていたから、ニックさんの語った"夢"が叶ったってことも、なんで前はそもそもあのラストの意味を全くわかってなかったんだ読解力捨ててきたのかよって過去の自分を罵倒したくなるけど気付けてよかった。無事死んだ。