ホームカミング見終わった!!!!評判通りめちゃくちゃ面白い!!!!!!
ピーターが若さ故の未熟さでもって、常にハラハラドキドキさせてくるのがほんっっっっっと心臓に悪かったww
私の中でのホムカミの最終的な結論はスパイディというかピーターが可愛すぎるというところに落ち着いたんですけど異論は認める。
ストーリーとしては王道の、若く無鉄砲な主人公が成長する物語。今回も三部作ぐらいなのかな?
プロローグを盛大に広げた感じにも受け取れたというか、本格的な話はここから始まるって感じだった。

好きなシーンたくさんあって絞れないなー。
冒頭のピーターがビデオ回してる映像は可愛すぎたwシビルウォー見てないとわからない映像だったから、見ててよかったわww
トニーの車での「ハグじゃない、ドアを開けてるだけだ」のシーンってギャグではあるんだけど、お互いに距離を測りかねてるってシーンでもあったのかな。トニーが「まだそんな関係じゃない」って言ってるってことは距離を詰めることを考えてるってことだし、つまりはこの時点でトニーはピーターをアベンジャーズの本加入をちゃんと考えてるってことでもある。
ピーターのスーツにGPSを仕込んでるのは(シビルウォーで)未成年を働かせることになってしまったこと、そして自身が作ったスーツを渡す以上はきちんと責任を取るという意味であり得ると思ってた。
でもまさかあんな速度で助けが飛んでくると思わなかったから驚いた。ピーターや視聴者が知り得ないところで、トニーはピーターが危険に巻き込まれないよう、いざという時に必ずその命を守れるかということを極限まで気を使ってたのかもしれないな。
それにしても言葉足らずだったとは思うけどなぁ。ピーターはシビルウォーでトニーに勧誘されて舞い上がったけど根は素直な子だから、トニーが話せばきちんと理解できたこともあったと思う。
むしろその点に関しては、ピーターを子どもだと侮ったトニー側の問題だった気がする。シビルウォーでワンダに対して同じことしてたのにトニーは学んでない。
ワンダの時とは状況が違ったことと、ピーターにはトニーしかいなかったことが幸いして、ピーターはトニーとの繋がりを結び直してくれたけど、結局はトニーが墓穴掘った形でまた離れていったんだから「トニー……お前……」ってなるよね。
まあ今回は離れただけで繋がりが切れたわけじゃないし、またもしトニーが力を貸して欲しいってピーターに言ったらいつでも飛んできてくれるだろう関係にはなれてるから。パトロンおじさん頑張れ!
次に口説き落とす時にはちゃんと大人扱いするんだぞ!今回失敗したのは、完全に子ども扱いするノリでいったのも原因だからな!


もうね、最後のシーンほんと好き。トニーがピーターをアベンジャーズに迎え入れようとして断られるシーン、めちゃくちゃツボで性癖だったし、あそこだけループしたい!!!
というかトニー・スターク、ピーターに対して砂吐くほど甘くてどうしてやろうかこいつって思ったわwほんとこのパトロンおじさんww
ピーターがそれに対して馴染めないのは男親がいないからなんだろうなって思うんだけど、トニーが気を抜くとピーターに対して親のようにいちいち口出ししたり心配してしまうのやばい。映画見たらわかるけど、ものすっごく過保護だから!スーツのアレ!!
トニーがもう誰も失いたくないって考える思いが、ピーターに過剰に向いてる気がしなくもなかった。もちろんピーターの年齢もあるんだろうけど、ピーターが若いからこそ拒絶できる理由になるとも取れるし。
それをピーターが実力で吹っ切らせたから最後アベンジャーズへのお誘いがあったのに、あのバッサリ具合だよあれ!ほんとたまんねえな!!
ピーターは以前トニーに注意されたから、「(僕が地に足をつけていられてるかを)試したんでしょ?」って言うんだけど、あ、別にそう思ったからアベンジャーズ入りを断ったわけじゃないのはわかってる。ピーターが純粋に街の隣人としてみんなに寄り添って守りたいと思ったから、アベンジャーズへの加入を断ったことはわかってる。
でもまあ、ピーターは失敗して釘を刺されたから試されたんだなって思い込んだんだけど、トニーは実は本気で記者を呼んで記者会見する準備してるっていうww
もうここほんと最高オブ最高。
大人の思惑を、あっという間に成長していく子どもが上回るっていうやつ。
でも今振り返ると、ずっとトニーが主導権を握ってるように見えて、実はピーターの方が自分の思いを貫いてトニーを振り回してたんだよな。シビルウォーの時もだけど、こういう純粋なタイプにトニーは振り回され続けてるなw
何はともあれ、この二人ほんと素敵な関係を築きつつあるので是非とも交流は続けてほしい。


あと、気になった点があるんだけど、ピーターが一人で瓦礫に埋もれ助けを呼ぶシーンで、トニーに言われた「スーツがなければ何もできないのなら、スーツを着る資格はない」台詞を思い出すというのがなんというか……そこで思い出すんだなと思ったというか。

このタイミングで思い出すので合ってるのかなと疑問に思ったんですけど。
パーティーを抜け出すタイミングで思い出すのが普通では?
「自分だけが瓦礫に埋もれ、誰も助けにきてくれない」という状況下で誰かに頼ることを止めてその台詞を思い出して自分自身で状況を脱してしまうことは、「一人でできることは一人でするべき」という自分を優先しない考えに繋がってしまわないか?大丈夫か?
船の件があるから、他の人を危険に晒してしまうかもしれない時は人に頼るだろうけど、自分だけが危険という状況下において他人を頼らなくなるんじゃないかと不安になった。

それは船の事件の時にも思ったことではあったんだけど。
船でピーターが皆を危険に晒したことを、トニーは怒ることしかしなかったから。
あの事故は根本的には敵のせいで、ピーターが軽率だったから起こったんだけど、なんとか食い止めようとしたことは何も言われなかったんだよな。軽率だったことは間違いなく怒られるべきことだけど。
船を繋ぎ合わせて、そしておそらく体が裂けても離さなかったであろうことも正当に評価してあげないと、自分の身を削ることが当たり前になりかねないと思ってたんだよな。

もしかして、そのことが繋がってしまっていないか?
ピーターの中での自分自身の価値が軽くなってしまっていないか?
メイおばさんやネッドからは自分が大事な存在であると思われていると理解してると思うんだけど、そのことと自分の中の自分自身の重要度は別の話だから、大丈夫か不安になった。

映画の最後で自分のアベンジャーズには入らないという意見を伝えてから、トニーに疑り深く(笑いながら冗談のようにではあったが)「僕のことを試したんでしょ?」って言うのもなぁ。
もし仮に「ピーター・パーカーを見ているわけじゃなく、スパイダーマンの能力と、その能力を正しく使えるかを測られている」と思っての発言であれば、かなり決定的にすれ違ってるから怖いんだけど、流石にそこまではないよな……?
もちろんトニーにそういう部分は多々あるけど、あんな風にあれやこれやに全部口出ししてくるのは純粋に心配する気持ちもあるからだろうと思う。自分がシビルウォーの時に巻き込んでしまったのがそもそもの原因だと思う気持ちもあるだろうけど。
ただ、義務感のみでピーターを監視するなら、迷子のおばさんを助けてチュロスを貰った件なんて覚えてなくてもいいし、そもそもその程度のことならハッピーに報告させないと思うんだよな。
毎日毎日欠かさず律義に健気に報告してくるピーターの思いを受け止めているからこそだと思う。
それを本人であるピーターがどう受け止めているかはよくわからないんだけどなー。
トニーとの会話とか触れ合いとか、最後までずっとぎこちなかったし。慣れてないというよりもどうしたらいいかわからない感じに見えた。
ピーター自身は真っ直ぐな子だから相手が信頼してくれるとピーターも心を開けるけど、ちょっとでも利用しようとか作為的な思いが混ざっているのを感じ取ると困惑するのかな。

「辛いことがあった」って話も拾われてないし、アベンジャーズ入りを断ったままなのかもわからないし、続き見るの凄い楽しみー!
アベンジャーズ入りは断ったままと思ってるんだけど、保留になっててもいいかな。というかあの断り方だと今はまだ加入しないって意味だと思うから、実質保留なんだとは思うんだけど。
アベンジャーズの映画の方でも、シビルウォーみたいに活躍してくれるといいなぁ。