あたし、カイエンとシュレードの出会いは複雑だから本編中でやるか、もしくは実はそんな複雑でもないから軽くスルーされるかどっちかかと思ってたらどっちでもなかった。
複雑、というか運命的なのに本編でやらずにCD…だと…スタッフわかってない。
これはネタ的な意味ではなく、シュレードを理解するためにアニメでやるべきだった。シュレードにとって人生の転機だもの。
と、まああとは感想中や感想の後に書きます。

→ドラマCD「親友と呼ばれて」感想
開幕飯。カイエンとシュレードの食事風景か……胸熱だな。絵で見てたいわ、向かい合って食事する二人。
【速報】カイエンの好物は肉じゃがコロッケ【速報】
サザンカちゃんが「シュレード様が自分の食べかけのコロッケをカイエン様に〜!」って言ってるってことは、シュレードが自分から渡したのか。
「親友と言う名の恋人なの!」はサザンカさんの名言でいいw今度からシュレードの「親友」のルビは恋人でお願いしますw
カイエンに恋人がいただとー!

「カイエンとシュレードの出会いは二年前」ここテストに出まーす^^
アクエリア舞う空のヴァイオリンソロバージョン良い。
えっ?ロ理事長なんて?シュレード口調って移るのか怖いな。
「カイエンとシュレードの出会いは地下鉄のエレベーター」ここもテストにry
カイエンの待ち合わせの相手誰だよ……誰だよ。
カイエン、初対面の相手に話振るとか気さくだなぁ。
二人がエレベーターに乗った時点で閉じ込められるのは目に見えてたよww
あ、カイエンの待ち合わせ相手は家族か。ってことはこれがさっきミノコが言ってた食事会に遅れてきた理由か。

うーん、やっぱカイエンは不器用だなw
閉じ込められて気を使って話を振ってるのはわかるんだけど、撃たれたシュレードは今話したくないよね。
主人公が任務に失敗して怪我する→逃げた先でヒロインと出会う→「あなた、怪我してるの?」→「触るな!」→無理矢理治療、をそのまま再現するとかどんな王道展開だよw
カイエンマジヒロイン。
はー、なるほどカイエンが黄色いローズマリーの花弁をコートにつけてたのはこういうわけだったのね。
絶望予知も精神演奏もそれぞれ辛い能力だもんなぁ。
スズシロ家ってやっぱり有名なんだ。モブ警官が「あの」スズシロ家、って言ったのはエレメント能力的な意味でいいのかな?それとも、たんにお家が有名なのかな?
カイエンさん、そこはわざわざ親友って言わなくても友人って言えば大丈夫だったんじゃw
なるほどねー、こんなこと言われたら落ちるわ。シュレードが「親友」に拘るのもよくわかる。
シュレードには家族はもちろん、親友どころか友人もいなかっただろうからなぁ。

ロ理事長はカイエンに聞いてシュレードのことを知ったのか。
じゃあシュレードがネオディーバにいられるのって、人を殺す道具でいなくてよくなったのって、カイエンのおかげじゃん。
今まではこの二人ってネオディーバで初めて出会って何かエピソードがあってこういう関係になったと思い込んでいたから、シュレードがカイエンに拘る理由ってそう深いものでもないと思い込んでた。
だって理事長に学園に呼ばれた時に、シュレードの人生が変わったと思ってたから。
まさかシュレードの人生を変えたのがカイエンだったとは……ほんま罪な男やでお兄ちゃん。

一回目は話の内容ばっかり気にしてて気付かなかったんだけど、エレベーターの中でカイエンに自分の有り様を語るシュレードが酷く自虐的というか、諦観してるよね。
これからもずっと人を殺す道具として生きていくんだって諦めてたのかな。でも、カイエンに「親友」と呼ばれて……ってところかなぁ。
うわあああ、切ねえええええ。なんかもう泣きそうなんですけど。
21話の「一緒に奏でてくれるかい?」はネタだと思ってたけど、実はめっちゃ重い一言なんじゃないですかー!やだー!

(12/06/01 21:06)


とりあえず、23話を見る前に特典CD聞くのは必須。
あと以下の23話感想は┌(┌^o^)┐ホモォ…的なものは抜きで読んでください。
あると思うんだよね、愛とか友とかそういうもの全てを越した存在って。シュレードにとってカイエンがそういう存在だと、今回で確信した。

今回のシュレードの台詞。
「きっとどちらも寂しがり屋なのさ、この俺のように」「だから追い求めた。欠けた心の隙間を、埋め合わせたくて……!」
「こんなこと、以前は夢にも思わなかった。誰かの為に命を奏でようだなんて……」
「届いたかい、俺の調べ……」

もうほんと、シュレードが最期の最期まで思ってるのは、自分の人生を変えてくれたカイエンのことなんだな。
そりゃそうだよな、シュレードは学園に来て(というかカイエンに会って)生まれ変わったようなもので、そしてその根源とも原点とも全てとも言えるものがカイエンの存在なんだろうから。
そしてその想いはきちんとカイエンに伝わるのか……救われたばかりなのに死んでいくなんて、シュレードの人生は寂し過ぎる。
でもシュレード本人は、最期の時に寂しいとは思ってなかったんだろうな。だってカイエン(と理事長)がいたもんね。

シュレードにとってカイエン>理事長なのは走馬灯からもわかるけど、理事長はどういう存在だったんだろう。
個人的には拾ってくれた人ということから、親に近い存在だったんじゃないかと。まだ理事長小さいけど。
理事長はシュレードに恋愛感情持ってたんじゃないかな……まあ例え恋人になってたって、シュレードの優先順位は何よりカイエンだけどさ。それはもう確実だよね。
だってさ、ほんとはあの走馬灯に、特典CDのカイエンとの出会いのシーンが入ってたはずだよなー。
映像ないからアニメの映像には出てないけど、シュレードが一番強く思い出すのはあの時のことだろうし。

恋人とか親友とか仲間とか信頼とか命すら全部越えて、一方的とも言えるぐらいにシュレードはカイエンのことを想ってるもんなぁ。
だってシュレードがずっと求めてた調べは、命を惜しまずにアクエリオンに乗りたがってた理由は、カイエンのためだったんぜ…もうどういうことなの…涙止まらんわ。
最期の最期までずっと心の底からカイエンのことを想っていたシュレードと、ちゃんとシュレードのことを想っているカイエン。どちらも一方通行ででも誰よりも通じ合ってるのが泣ける。
きっともっと一緒に過ごせたら、お互いに一方通行だった部分も解り合えたんだろうなと思うと悲しい。
シュレードはいつも自分が想うばかりだったけど、カイエンもシュレードのことを想ってるんだって、それだけは伝えたかった。
シュレードだってカイエンが自分のことを気にかけてるのはわかってただろうけど、どこか理解してない?節があったよね。理解してないんじゃなくて、理解しきれてないって感じかな。
親友親友っていつも言ってたけど、一番「親友」ってものをわかってないのはシュレードだしね。そう考えるとシュレードが一方的にカイエンを想ってたのにも頷ける。
お互いが想い合ってるのに表面上ではすれ違ってて、心の奥底では通じ合ってるんだよな。
本当はシュレードがアクエリオンに乗るのを力尽くでも止めたかっただろうカイエン、カイエンを想うがあまりアクエリオンに乗り続けたシュレード。どっちも相手のことを想ってるのに……切なすぎて、悲劇すぎて、悲恋すぎて、たえられない。

(12/06/14 1:49)


23話の感想は、視聴した勢いでまとめもせずに書いてしまったからちょっと補完。

恋人も友人も家族も世界も自分すらも越える存在について、もう少し言及しときます。
あたしは、そういう存在を持つ人は実際にもいると思う。
でも普通に生きてる人や、普通の精神を持ってる人には、そんなそんな存在を持つことは不可能だとも思う。だって、自分を含めた全て<その存在(やその行動)か、自分<その他全て、などになるわけだから。
そういう存在を持てる人は、きっとどこかが壊れてる人や大きく欠けてる人じゃないかな。
それが病気であったり、生まれた時からの性質であったり、生きていくうちにそうなったりっていうのは人それぞれ違うだろうけど。
一番わかりやすいのはFateの士郎だな。士郎はテンプレとも言える壊れ方してるもんなー。
まあ、皆が皆、士郎ほどわかりやすく壊れてる人ばかりじゃないから難しいところなんだよね。
それに、士郎がそうだけど表面上は普通に見えたりする人もいるだろうし、欠けてるから必ずそういう存在がいるとも限らないし……難しいっすねー。

シュレードの場合、人を殺す道具として生きているうちにどこかが欠けたんだと思う。それが本人が言う「欠けた心の隙間」だと解釈。
そして、カイエンと出会った。
欠けてるところを埋めたいと考えるのはとても自然なことだけど、欠けてるからこそ埋め方がわからなかったんだと思う。それか、ただ埋めるだけでは足りないほどに欠けてしまっていたか。
そのどちらか、もしくはどちらもあって、シュレードはカイエンを自分の全てにしてしまったんじゃないかな、きっと。
もしシュレードが普通の人であれば、普通にカイエンと親友になって、普通に仲間を想って、普通に欠けた部分を埋めたんだと思う。でも、そうできなかった。
そう考えるとシュレードからカイエンへの一方通行な想いや、カイエンに自分を想うことを求めない点について納得できる。
だってこの説のシュレードからしたらカイエンは自分の全てであるんだから、カイエンから自分へのベクトルがあろうがなかろうが、その存在の意味は変わらないもの。

カイエンはシュレードのことを本当の親友だと思っていたのにね。それは、これまでの態度からもわかるし、あの涙で確信できる。
でもシュレードがそれを本当に理解していたかは怪しい。
というか23話で、シュレードがアクエリオンに乗る理由も究極の旋律を求めていたのもカイエンのためだと知って、シュレードがカイエンを理解していなかったのがわかったよね。
23話見るまではカイエンの気持ちをわかってるのかなと思ってたけど、わかっててこれだったらカイエンが報われない。
いやでもわかってても、理解してても、シュレードは欠けているからそうするしかできなかったって可能性はあるか。もしそれだったら絶望的なほどにすれ違ってて笑えないんだけど……。

シュレードはこの生き方、カイエンを全てにする生き方で満足できたかもしれないけど、普通の神経してるカイエンは寂しかったし悔しかっただろうなぁ。
最期まで勝手にカイエンを想ってばかりで自分に何もさせなかったシュレードに、カイエンは何を思っただろう。
だってやっぱカイエンが生きているだけで、そこにいるだけで生きていけるシュレードはずるいわ、ずるすぎるわ。勝ち逃げじゃん。
あとにカイエンを残して。

24話でカイエンがどう考えているかわかるのかな。早く見たい。

(12/06/14 16:16)