若いうちはいいけど、人生はどんどん上下に別れてく。上は際限ないし、下の最後は潰れておしまい。
小さい頃はみんな可愛い児童、生徒でありゃあよかった。おりこうさんとか、やんちゃ坊主であっても笑ってもらえた。なんでもよかったンだ。
結果が見えないウチはいいだろうね。どこで取り返しがつかなくなるもんかな。
あまりに上手く行きすぎてると、不安にもなる。
なんだかね、将来のことなんかわからないでケラケラ笑ってた小学生の自分は、いまの姿を予測出来たのかな、と思う。
本当はあの頃、漠然とした暗い未来に、心のどこかでおびえてたンじゃないか、って。
近くにファミマとセブンがあるんだけど、ファミマにはゲノセクトver.だけ、セブンにはミュウツーver.だけが置いてあった。
こんなところでもプラズマ団とロケット団が抗争してるらしい。
人間は、なにでもって“銀色”と“鏡”を区別出来てるんだろう?
ふと疑問に思った。
銀色のものは、反射してこちらが写る。
でもそれを鏡だとは思わない。
鏡も、こちらが反射するけど、銀色ではない。
反射してこっちが写ってるもの、という意味では同じなのに、どうして区別が出来るんだ?
ふと思って、鉄の塊に反射してる様子を観察したんだけど、間違いなく反射してるのに、鏡には見えない。銀色の鉄の塊。
いくら考えてもわからない。不思議な現象。