破産手続き中の商工ローン大手SFCG（旧商工ファンド）の第2回債権者集会が17日、東京地裁で開かれ、破産管財人の瀬戸英雄弁護士が、SFCG側から総額61億円の資産を回収したことを明らかにした。

また利息制限法の上限を超える金利をSFCGに支払ったとする過払い金などの債権計2,906億円が同日までに認定されたが、回収額はわずか2％に留まった。

管財人代理の柴田祐之弁護士は「今後も回収を進めるが、現時点で債権者に配当できるかどうか分からない」としている。

管財人の報告書によると、顧客25,809人の過払い金債権約622億円を認定。またSFCGに融資した金融機関35社は「契約違反」などと訴え、計約2兆8,032億円の債権を主張したが、貸付額とほぼ同額の約1,854億円を正当な債権として認めた。

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