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2018.10.9 00:28 Tue [ゆめおねの出会い]
おねえさん夢1

ヘドロ事件の子、雄英体育祭の優勝者。
一つ年上のその人を街中で見かけた時に、その斜め後ろで揺れる長い髪に目を奪われた。

ああ、あの人は彼が好きなんだな、って、一目見てわかった。

私がそちらに目を向けていると、帰ってくるのは威嚇するような牽制するかのような視線。
その強かな目の輝きに囚われていると、その桃色が逸れた。

「おっせーわ!!!!」

そんな怒号が彼女に向かったようで、嬉しそうな表情を浮かべて艶やかな肢体から伸びる腕を彼に絡みつかせている。
なんて美しいのだろうか、もう一度あの冷たい視線を私に向けてはくれないだろうか。

考えるよりも身体が、とはよく言ったもので、自然と足は動き身体は彼女へ向かう。
ぐ、と、私の掌は白く透き通るような''彼"の腕に吸い寄せられていた。

「あの!体育祭かっこよかったです!」

ファンです、と続けようとしたところで、後ろから友人の私を呼ぶ声がする。
ちらり、おねえさんへと視線を流せば、今にも爆発しそうな溶岩を秘めた氷のような瞳が私を射抜いていた。

その視線が欲しい、その眼が欲しい。
名前さえわかれば、私のものにできるのに。

おねえさんが、雄英の人に触れたままの私の腕を掴んでくれた。
にっこりと麗しく歪められた唇を見つめていると、そっとその唇が動く。

「何爆豪さんに触れてるんですか…?」

爆豪さんって言うのかこの人。
離そうか、でもそれじゃあおねえさんの手も私から離れてしまう。

鞄の取っ手を握り締めていた掌を広げて、どんどん私の腕にかける力を強めてくるおねえさんの腕に触れて。

「あのっ…!名前、教えて頂けませんか?!」

驚きで見開かれた目を真っ直ぐ見つめて、華奢な腕を引き寄せて叫ぶ。
欲しい、欲しいんです、貴女が。

一緒に、夢の国で暮らしましょう?



個性"不思議の国のアリス"
名前を呼んだ相手を本の中に閉じ込めることができる。
自らもその本の中に入り込む事ができる…


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2018.10.9 00:28 Tue [ゆめおねの出会い]
おねえさん夢2

その日、爆豪さんとやらに凄まれて、友人に引っ張られて家に帰ってから。
まずネットで爆豪さんとやらの名前を調べた。

おねえさんの名前は聞き出せなかったから仕方ない。
あっちをもらおう。

私の"個性"は目を見てフルネームを呼ぶことで発動できる。
明日は雄英まで足を運ぼう、目が合えばそれで終わりだ。

本棚に並んだ真っ白な背表紙の分厚い本を一つ抜き取って、スクールバッグにそっと潜り込ませて。
あの流れる瞳を思い浮かべながら、力を蓄える為に眠りに就いた。

そして今、あの時の溶岩を感情として顕にしているおねえさんが目の前にいる。

「何をしたの!?」
「何もしてないです、名前を呼んだだけですよ!」
「あなたの個性ね、爆豪さんを返しなさい!」

叫ぶその声も私の心を震わせるその人は、どうやら本当に爆豪勝己の事しか考えていないようだ。
地面に落ちている本の真っ白だった表紙は橙色に染まり、タイトルとして"爆豪勝己"の名前が刻まれている。

ギリギリと私の肩に沈み込むおねえさんの爪から与えられる痛みにさえ喜びを感じながら、横目であの人の本を盗み見るとおねえさんもそれに気付いたようで。

「…まさか、この本の中に?」

爆豪勝己、その文字をおねえさんのすらりとした指先がすべる。
いいなあ、私もそんな風に想われたい。

「えーっと…おねえさんがいけないんですよ」

嘲笑に似た溜息が、自分の喉から零れたのがわかる。
しゃがみこんでいるおねえさんが睨み上げてくるのを見て、緩む頬を抑えるのが辛い。

「貴女が名前を教えてくれないから。…その人なら名前、わかるから」

あの人の本を大事そうに抱き締めるおねえさんの、絹糸のような髪に手を伸ばす。
当然振り払われたけど、おねえさんが触れてくれたことが嬉しくて。

「本の中、入りたいですか?」

この胸に広がる恍惚をそのまま顔に表して、おねえさんにそっと囁くと。
返ってきたのは、彼女の名前だった。

爆豪さんは、助けてあげますね。

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2018.10.9 00:29 Tue [ゆめおねの出会い]
一方その頃爆豪さん

あのモブ女と目が合って、名前を呼ばれて。
そこまでは覚えてる。

…なんで俺は今浮いとんだ。

個性を使って上に行こうとしても、どっちが上だか分かりゃしねぇ。
落ちてるのか、それとも上がってるのか。

景色は動くって事は、個性も無意味ってことだ。
モブ女の個性か?めんどくせぇ…

「お」

上も下も右も左も分からなくなった頃、到底床なんざ見えなかったはずが背中に衝撃が走る。
見えていた景色が変わり、天井と思わしき部分には今しがた俺が通って来たであろう空洞が延びていた。

どっかで見たことあんな、この状況。

記憶を探りながら、まず床を叩く。
また落ちるなんて御免だ。

小部屋の様になっているこの場所に扉は見当たらない。
とりあえず中央に置かれているテーブルに向かえば、その上には小さな鍵と"drink me"と書かれたボトルが置かれていて今自分が置かれている状況がある童話と一致していることに気付いた。

「…不思議の国のアリス」

呟いた言葉は部屋の壁に反響して消えた。
その壁を辿りながら、下方にあるはずの小さな扉を探す。

話しさえ分かっていればイージーモードだろ、鼻で笑ってから見つけた扉の前に屈むと、躊躇いもせずにボトルの中身を飲み干した。
見る見るうちに高くなる天井と近づいた扉に手を伸ばして、さっさとこのクソみてぇな空間から抜け出そうと足を動かす。

どうせこの外じゃアイツが喚いてんだろうから、一秒でも早く。

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2018.10.9 00:30 Tue [ゆめおねの出会い]
おねえさん夢4

おねえさん、おねえさんの髪、素敵。

名前を教えてくれたから、ありがとう、とだけ返して無造作に地面に置かれたままになっていた鞄を拾う。
距離が縮まった気がする、この夢見心地な気分のまま今日使った体力を回復しよう。

鞄を肩にかけてから、おねえさんに挨拶をしようと振り返るとその表情に驚いた。
呆けたような、驚いたような、様々な感情が入り混じったような顔。

「どうしたんですか?可愛いですよ」
「…あなた、名前を言えば爆豪さんを返してくれる、って」
「あぁ、今日はもうエネルギー切れました!寝ないとおねえさんをもらえませんから、今日は」

帰って寝ます、そう続けようとした瞬間、何かが全身に巻き付いてきた。
その何かの隙間からおねえさんを見ると、どうやらこの"何か"はおねえさんの髪のようだ。

「返しなさい、今すぐに」

聞こえてくる声に応えようにも口が動かないし、絞まる力も強い。
分かっててやってんのかなぁ、可愛いなぁ。

そんな事を思いながら近付いてくるおねえさんを目で追っていると、これまでで一番美しい顔を向けてくれた。

「死にたくないでしょう?さあ、早く。名前を呼びなさい、私の」

ぎりぎり、そんな音が聞こえるほどに強く強く締め付けられる。
素敵な個性だなぁ、おねえさん。

そこで、意識が、途切れた。



(夢主ちゃんの個性補足)
本の中に閉じ込める為のエネルギーは睡眠。
前日に眠った時間に応じて本の中に閉じ込められる人数が変わる。
タイトルがついている本に他の人間を加える場合、24時間の睡眠が必要。

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2018.10.9 00:50 Tue [ゆめおねの出会い]
おねえさん夢5

目を開けると、真っ白な天井が広がっていた。
首を動かせばそこは天井と同じく真っ白なカーテンで囲まれていることがわかって、耳を済ませるとそのカーテンの先から声が聞こえる。

「学校外での個性の使用は禁止だぞ」
「っでも、爆豪さんが」
「そうさね、今はこの子を責めるよりコレをなんとかすることが先決だ」
「…俺の個性でも解除されませんでした。後は本人に話を聞かない事には」

男の人の声が消えた所で、カーテンを掴んで横に引く。
するとおねえさんの激情に塗れた陶器のような素肌が一瞬にして目の前を覆い、元いたベッドに押し倒されてしまった。

「今すぐ個性を解除しなさい、若しくは私をあの中へ」
「お前が行ってどうする…下がってろ、俺が話を聞く」

あ、この人知ってる。イレイザーヘッドだ。
気だるそうにしながらおねえさんの肩を掴んで、私から引き剥がした男の人を見ながら上半身を起こす。

「…これは立派な犯罪だ。罰せられる前にあの個性を解除しろ、夢見アリス」
「えーっと、解除したいのはやまやまなんですけどー…できないんですよねー…すいません」

苦笑しながら、然も申し訳なさそうに、出来る限り申し訳なさそうに。
そう言ってみると、イレイザーヘッドの肩越しにおねえさんの歪んだ顔が見えた。

「直に警察も到着する。中学生だが、意図的なものならヴィランとして認定されるぞ」
「あー、構わないですよ。でも…おねえさんは、いいんですか?」

にやける顔が抑えられていないのが自分でも分かるけど、眉尻を下げて問いかける。
焦燥感が溢れたその表情も美しい。

「…何かしらの解除条件があるはずだ、必ず爆豪は帰ってくる」
「でも相澤先生、もし、もし爆豪さんが戻って来なかったら私は、」

先ほどまで私に向けられていた獰猛さも不安に代わっているようでなんともしおらしくなったおねえさんが愛しくて。
今すぐにでももらってしまいたい衝動に駆られながら、橙色の本に目を向ける。

ほら、おねえさんが大切なら、早く戻ってきてあげてくださいね?

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2018.10.9 01:29 Tue [ゆめおねの出会い]
一方その頃爆豪さん2

クソウゼェ。

「こっちだ、ほらあの木のところ」
「違う、あっちだ。あそこに家が見えるだろ」

扉を潜り抜けてだだっ広い庭園を歩いていると、見知った横顔が見えて目を凝らす。
近づけばその顔がこちらに向いて、見えたそいつの姿に今度は目を見開いた。

「お。…なんだ、迷子か?」
「変な格好だな、誰だお前」

目の前にいるそいつは確かに轟だ、でも二つ並んだその顔に二分されていたはずの髪の色は右と左、それぞれの色に統一されている。
半分野郎が分離しやがった、っつーかこいつも捕まったんか?

いや、向こうはこっちの事が分かってない。
"登場人物"みたいなもんか…

「…白ウサギを、探してる」

これが不思議の国のアリスの世界を模してるなら、俺が"アリス"で白ウサギを追えばいいんだろう。
こいつらに遭遇したってことは案内役かなんかだろう。

そう思って聞いたのが間違いだったらしい。

「あの木の下でいつも白ウサギが本読んでる。今もいるはずだ」
「あっちの家でいつもお茶会をしてんだろ。絶対あの家にいる」

意見まで二分しやがってクソ舐めプ野郎が。
喧嘩し始めた赤と白をスルーして、可能性が高そうな家の方に向かうことにした。

「ん…?おー!なんだ、客とか珍しいじゃん!」
「おい上鳴!お前いきなり立ち上がんなって!」
「あっつ!切島、その布巾取って!」

家に近付くにつれて聞こえてきた賑やかな声に聞き覚えがある。
さっきの轟のことを考えると別段おかしなことではないが。

「…白ウサギはどこだ」
「まぁ座れって!お茶でも飲んでけよ」
「お前白ウサギ探してんの?」
「さっきまでいたよな、女王サマのとこ行くっつってたっけ」

駆け寄って来て俺の腕を掴むアホ面の頭を鷲掴みながら、切島としょうゆ顔から情報を聞き出す。
暢気に茶ァしばいてる暇なんざねぇんだわこっちは!

この外でどれくらいの時間が経ってるのかもわからない。
アイツの死体を見る気なんてねぇんだよ。

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2018.10.9 02:00 Tue [ゆめおねの出会い]
おねえさん夢7

「おねえさん、大丈夫ですよ!」

イレイザーヘッドの横をすり抜けて、未だ絶望に染まるおねえさんの肩に触れる。
私を見る目は嫌悪に塗れていて、触れた手もすぐに叩き落されてしまった。

「…あの人なら自力で戻ってきますよ、ね?」
「何か、条件があるのね」
「あー、まぁ。ふふ、そうですね」

間近で見えるおねえさんの美しさに堪えきれず笑みを溢しながらそう告げると、頬に衝撃が走った。
痛い。おねえさんにビンタされてしまった。

「おい、」
「こうしてる間にも爆豪さんが危ない目に遭ってるかもしれない…早く、はやく助けに」

イレイザーヘッドの制止も聞かず、おねえさんが私の首に手をかける。
もう、そんなに焦らなくても。

「しょうがないですねぇ」

この人普通に首絞めて喋れなくされそうだし、"そろそろ"だろうから。
おねえさんの手に抱かれている本に触れて、先ほど聞いたばかりのおねえさんの名前を優しく、慈しみを込めて呟く。

その瞬間目の前からおねえさんが消えて、意識が途切れる前に私もおねえさんを追いかけた。

ぱ、すぐに視界を埋め尽くしたのは、大きな大きなお城の全景だった。
いつ見てもすごいなぁ、このお城は。

どうやら庭に落ちたようで、ぐるりと広い庭園を見渡すと少し印象が違う。
私がいつもつくる世界は薔薇だけど、この花は…

桃色の細い小さな花弁、菊のような花が庭に咲き誇っていた。


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2018.10.9 02:28 Tue [ゆめおねの出会い]
おねえさん夢8

気がつくと自らが纏っている衣服に違和感を覚えた。
先ほどまで着ていた制服じゃない、肩に風を感じる。

視線を下に辿らせてみると、真っ赤なドレスが身を包んでいた。

「女王様、遅くなってすみません!」

そう言いながら、真正面にある大扉から駆け込んできたのは緑谷さん…の頭からウサギの耳が生えた謎の生き物だった。
…女王様?

「…爆豪さんは?」

ドレスを引き摺りながら跪いている緑谷さんに歩み寄って問いかける。
そう、私はあの子に名前を呼ばれて、爆豪さんを助けに…

「えっと、僕女王様に呼ばれてるって聞いて、慌てて…」
「爆豪さんはどこですか、知ってるんでしょう?」
「え、ちょ、」

個性を使って緑谷さんの顔をした生き物を捕らえて詰め寄っても、それは困惑するだけでなんの情報も得られない。
もういい、探しに行こう。

そう思い至って個性を解除し、大扉に向かうと瞬間再び扉が開け放たれた。

「いい加減にしろクソデクァ!」

大きな声がホール内に響き渡って鼓膜を震わせるけれど、目の前に現れた愛しい人の姿に耳の痛みなど忘れて笑みが零れる。
あぁ爆豪さん、よかった。

「あ!?なんでここに」
「爆豪さん!爆豪さん、爆豪さん爆豪さん」
「うるっせぇ、離れろ!」

抱き着いてひたすら名前を呼ぶ、ほんの数時間離れていただけなのにこんなにも辛いだなんて。
あなたがいるなら私はどこでも生きていけるけれど、それでは爆豪さんの願いが叶わない。

「早く帰りましょう爆豪さん、一緒に!」
「ったりめーだわ…"話"通りなら、女王がアリスの首をはねようとする所で夢から覚めるはずだが」
「女王はおねえさん、アリスはあなたですよ爆豪さん」

爆豪さんがそう言った所で、背後から声がした。
あの、忌々しい女の声。


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2018.10.9 03:05 Tue [ゆめおねの出会い]
おねえさん夢最終話

とりあえず城の中に飛ぼう、と意識を集中する。
もうおねえさんたちは邂逅した頃だろうか、白ウサギがちゃんと働いていれば玉座の間にいるはずだけど。

そう思いながら玉座の間に飛ぶと、思った通り扉の前には怯えて困惑した様子の白ウサギとおねえさんたちがいた。
いいなー、私もおねえさんに抱きついてもらいたかった。

「女王はおねえさん、アリスはあなたですよ爆豪さん」

そう声をかければ、爆豪さんはおねえさんを庇うように私とおねえさんの間に立ち塞がった。
この世界は私の思い通りに出来るからそんなことをしても無駄なんですよねー。

「どうします?おねえさん。アリスを処刑しますか?」

微笑みかけると、返ってきたのは侮蔑の目線だけだった。
このままいつも通りの解除条件でもいいんだけ、ど。

「…うん、決めました。やっぱり女王はアリスを処刑しないと物語は終わりませんよね。…おねえさん、"アリス"を"処刑"してください」

そうすれば二人はここから出られますよ。
そう告げると、爆豪さんが私に背を向ける。

「やれ」

なんと決断力の早い人なのか、おねえさんに向けて強くそう言い放った爆豪さんを見上げるおねえさんは今にも泣き出しそうだった。
白ウサギも消して、もうこの世界には私たち三人だけ。

「あいつは"二人"っつった。死んだとしても元の世界では影響がないってことだろ」
「ば、爆豪さん、私には無理です」
「出たくねぇんか」
「っ、出たい、出なければなりません、けれど」
「んじゃさっさとやれや」

押し問答を繰り返すお二人を眺めているだけで愉悦に浸れる。
それくらい、私は貴女に心を奪われているというのに。

私の名前なんて、おねえさんの頭には残っていないんでしょうね。

「…わかりました、爆豪さん」

さわ、おねえさんの髪が動いた。
あぁ、ついに終わるのか、と笑みを深めたところで、おねえさんの髪がこちらに向かって来ていることに気付く。

「は…?」
「…"アリス"を"処刑"する。あなたも、"アリス"でしたね?」

強い力で引っ張られ、そのまま大扉に叩きつけられる。
その衝撃で開いた大扉から私の身体は投げ出され、庭に咲く花の絨毯に沈んだ。

「…ふふ、ありがとう、淫さん」

こちらに向けられる視線を感じながら、そう声を漏らせばこの世界に一人になった。
思い出した、この花、シオンの花だ。









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橙色から真っ黒に染まった本を、淫は抱えていた。

「あいつ、目当ては俺じゃなくてお前だったんだろうな」

そう隣を歩く爆豪が呟いたのを聞きながら、少女が取り残されたままの本に視線を落とす。

「私には爆豪さんだけです」

本に向けてそう呟いて、乱雑にその本を放ると、街灯に照らされて伸びる二人の影が一つに重なり合った。


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2018.10.9 19:44 Tue [ゆめみちゃんの設定]
夢見アリス

個性"不思議の国のアリス"
名前を呼んだ相手を本の中に閉じ込めることができる。
自らもその本の中に入り込む事ができる。
本の中に閉じ込める為のエネルギーは睡眠。
前日に眠った時間に応じて本の中に閉じ込められる人数が変わる。
タイトルがついている本に他の人間を加える場合、24時間の睡眠が必要。
一人の人間を本に閉じ込めるためには7時間分、状況設定などの追加オプション一つにつき1時間必要。
夢見が入っている本の中は夢見の思うままに出来る。
本の中での動きはチェックモードにすると本のページに表示されるようになる。
オプションの設定は「女王モード・アリスモード」「住人ON・OFF」「不思議の国モード・鏡の国モード」
デフォルトは「アリスモード」「住人ON」「不思議の国モード」
本の中の住人は、タイトルの人間の記憶を元に形状が変化する。


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2018年10月


ゆめおねの出会い(9)
短編集(1)
ゆめみちゃんの設定(1)
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