聖路加病院牧師が強制わいせつ 難病治療でケア受けていた女性が被害、抗議受けた際にも触る

聖職者が人の弱みにつけ込むとは-。聖路加(せいるか)国際病院で難病治療に伴い心のケアを受けていた女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁築地署が強制わいせつ容疑で、ケアを担う同病院の40代の牧師の男を書類送検した。牧師は女性からわいせつ行為の抗議を受けた際にも再び体を触っていたというからあきれる。

書類送検容疑は、2017年5月22日、病院内にある牧師の控室で、女性に抱きつき胸を触るなどしたとしている。

聖路加国際病院はキリスト教系の総合病院で、患者を精神的にサポートする複数の聖職者が心のケアを専門とする「チャプレン」として勤務している。牧師の男もチャプレンとして同病院に勤務するほか「スピリチュアルケア」に関する書籍を複数出版し、各地で講演活動も行っていた。同病院のホームページでは、スピリチュアルケアについて「価値観や信念の揺らぎ」という問題や「自分の世界が壊れてしまったみたいだ。生きていることが苦しい」など「スピリチュアルペイン」と呼ばれる問題をチャプレンが援助すると説明している。

牧師は17年5月8日、女性に「マッサージして」と頼み女性に肩などをもませているうちに無理やり下半身を触らせたという。さらに同22日に女性が牧師に被害を抗議すると、なんのつもりかさらなるわいせつ行為に及んだというのだ。

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