首相「夢や希望が咲き誇る時代に」 公明・山口代表と官邸で花見

揃って首相官邸の庭に咲く桜を鑑賞する安倍晋三首相と公明党・山口那津男代表(右)=28日午前、首相官邸(春名中撮影)
揃って首相官邸の庭に咲く桜を鑑賞する安倍晋三首相と公明党・山口那津男代表(右)=28日午前、首相官邸(春名中撮影)

 安倍晋三首相は28日、公明党の山口那津男代表と官邸南庭で花見を楽しんだ。首相は、天皇陛下の譲位と皇太子さまの新天皇即位に伴う5月1日の改元を見据え「名残を惜しむかのごとく咲き誇っている。あと1カ月と少しで新しい時代がやってくる。この桜のように皆さんの夢や希望が咲き誇る時代にしたい」と決意を述べた。

 山口氏は「たくさんの種類の桜がいっぺんに咲いている。それぞれの役割、立場、個性を生かし、存分に輝けるような時代を作っていきたい」と応じた。

 首相が「(平成31年度)予算も成立し、花を愛でることができてよかった」と語ると、山口氏は「昨年の教訓が生かされた。予算も桜咲く」と返答した。財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題などで紛糾し、予算審議が難航した昨年の通常国会を念頭に置いた発言とみられ、首相は苦笑いした。

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