国境警備隊・ジャーナリスト・住民・囚人などの証言からなり流れる血や死体もそのままの
ドキュメンタリー。
原題「 NARCO CULTURA 」ナルコ文化
「ギャングも生き方のひとつ」
「私たちにとっては文化」
メキシコ シウダー・フアレス
麻薬戦争の主戦場で治安は常に悪い街。
頭のないバラバラ死体。頭だけの死体。
ひどい悪臭が漂い血や死の臭いがする。
過去4年に1万件の殺人事件があり97%は捜査さえされず罰を受けていない。
刑務所でも殺人がある。
カルデロン大統領は麻薬組織に宣戦布告。
軍と警察6万人 VS 5大組織
犯罪組織との癒着もあり警察は買収され恐れられなくなります。
狙われ名指しで脅され辞める警官もいます。
横や前に止まるナンバーのない車が一番怖い。
犯罪現場捜査官のリチ
生まれ育って34年間ここに住んでいる。
「この街にあるのは死と暴力だけじゃない」
「愛も優しさも気遣いもある善良な人たち」
同僚が殺されても辞めません。「街を救う」
ナルココリード ( バラード ) 歌手のエドガー
刑務所を出所後に誘われ歌手になりました。
ギャングから情報を聞き歌ってほしい事を歌詞に盛り込み曲を書きます。
皆が歌うコリード。歌ってる内容は
「首のない死体」「AK - 47 での殺人」
今や思考と文化に深く根ざしています。
この社会の腐敗の象徴。
エドガーたちブカナス・デ・クリアカンは全米各州をまわりその音楽は全米中のクラブで聴けハリウッドではセレブも来ます。悪人の賛美。
メキシコ国内でナルココリードは放送禁止。
権力を持ち罪に問われない。
平気で人を殺し無限の力を持つ。
ギャングが英雄視されロビン・フッド的存在で
麻薬ギャングのカルチャーも大流行。
子供たちは成功者である麻薬ギャングに憧れています。「麻薬ギャングとつき合いたい」
息子が生きたまま首を切られ16個に切り刻まれた母の叫び。
「こんな事がいつまで続く?」
「いつかは変わるよな?」
「変わるはずだ」
橋を渡るとそこはテキサス州エルパソ。
「国境の向こうは安全で殺し合いもない」
「こっちは麻薬戦争の街」
「いつか平和な日が来てほしい」