保育園のお友達はママが迎えに来るのに
どうして優子にはママがいないのってパパにきいたら

優子のママはお空にいるんだよって言われた

「いつ帰って来るの」って

泣きながら聞いたら帰れないけど優子のことをずっと見てるから
泣いたりしたらママが悲しむよって言うから

頑張って泣きやんだのに

その日の夜おしっこに起きたら
パパが泣いてたから
ママの話はしちゃいけないんだと思った


パパはお仕事が忙しくて優子は保育園でよくお泊まりをした

先生は優しかったけどお家で寝たいなー

ある日迎えに来る時間になってもこないパパに
先生が連絡してくれたけど電話が繋がらないみたいで
その日もお泊まりになった

朝、起きたらお巡りさんがいて
先生とお話してて・・・・

優子が起きたことに気付いた先生が私のところに来て

ギュっと抱きしめるから
わけがわからず先生の背中をトントンしてあげたら
先生が泣きだしてびっくりした

その日の夕方
見たことないおばさんが迎えに来て
お家に帰るよって言って車に乗せられた

お家に帰ると大きなお花とか飾ってあって
何時ものお家じゃなくて大人の人が沢山いた

中に入るとパパが箱の中で寝てて
優子がいくら呼んでも起きてくれなくて
お仕事で疲れてるのかなーと思ってその日はパパのそばで寝た

朝になっても起きてなくてパパ!パパ!
て呼んでたら煩いからお外で遊んできなさいって
おばさんに言われて家の前の公園のベンチに座って
どうやったら起きてくれるか考えてたら

綺麗なおんなの人が話しかけてきた

パパが知らない人について行ったらダメだよって
言ってたけど凄く優しい声でお話ししてくれて
この人が優子のママだったらよかったなーて
思ってったら中に入ろうって言われたけど

中に入るとまたおばさんに怒られるから
首を振ると

パパが起きてるかもしれないよって言われて
いこって手を出してきたから
その手を掴むと悲しかった気持ちが
ちょっとだけましになった気がした

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チビ優子目線で書いていきます