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『MMTと銀行の信用創造(前半)』三橋貴明 AJER2019.6.11
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三橋TV第106回【重大発表!※コメント欄でのネタバレ禁止!】
国民民主党の津村啓介副代表が、以下のツイートをしています。
『津村啓介@Tsumura_Keisuke
https://twitter.com/Tsumura_Keisuke/status/1141540255931088896
私は消費税増税論者です。
私たちの世代の目が黒いうちに、消費税を少なくとも15%にはしないと、将来世代に申し訳ないと思っています。
借金を末代に残すのは、無責任というものでしょう?
ただ、経済はナマモノなので、増税のタイミングは景気と相談です。』
私は消費税増税論者です。
私たちの世代の目が黒いうちに、消費税を少なくとも15%にはしないと、将来世代に申し訳ないと思っています。
借金を末代に残すのは、無責任というものでしょう?
ただ、経済はナマモノなので、増税のタイミングは景気と相談です。』
この手の正義感に溢れた緊縮脳(あるいは平成脳)の政治家が多数存在しているのが、日本の政治の現実です。まさに平成の産物でございますが、平成脳に、
「あ、それ、勘違い」
と教えるにはどうしたらいいのでしょうか。
「あ、それ、勘違い」
と教えるにはどうしたらいいのでしょうか。
まずは、事実を伝えるべきですが、その際に有用なのは、やはり「グラフ」です。
例えば、津村氏は、日本政府の債務残高(2015年時点)は名目の金額で1872年の3740万倍!実質でも1885年の546倍!になっているという事実は知らないでしょう。
さらには、1970年と比較しても、152倍。
【日本政府の長期債務残高(左軸、兆円)と長期金利(右軸、%)】
上の二つの図を見て「なぜ?」と思わないならば、人間をやめた方が良いです。別に「なぜ」は、何でもいいです。
「な、なぜこんなに借金が増えているんだ!」
でも、
「な、なぜこんなに借金が増えても破綻しないんだ」
でも構いません。「なぜ?」と考えることで、真実を確かめるべく思考停止から脱する。それが、人間というものです。
「な、なぜこんなに借金が増えているんだ!」
でも、
「な、なぜこんなに借金が増えても破綻しないんだ」
でも構いません。「なぜ?」と考えることで、真実を確かめるべく思考停止から脱する。それが、人間というものです。
やがて、おカネの真実(誰かの負債が、誰かの資産になっている)や、国債発行や財政の真実に辿り着くことができます。
【歴史音声コンテンツ 経世史論 始動!】
【政府の国債発行と、銀行預金増加の仕組み】
「国債発行が実は、政府は家計の銀行預金ではなく、日銀当座預金を借りている」
「政府が国債発行すると、家計の預金が増える」
「政府が銀行から日銀当座預金を借りても、最終的には政府小切手を経由して、同じ金額、銀行に日銀当座預金が発行されるため、『政府が借りるおカネがない』などという事態は起き得ない」
「政府が借金(国債)を返済すると、反対側で誰かの資産が消える」
「統合政府の純負債=民間経済の純資産であるため、津村氏式に『将来に借金を残すな』と、政府の純負債を減らすと、我々の純資産が奪われる」
つまり、津村氏は自ら「お前ら(国民)の財産を奪い取ってやる」と宣言した政治家ということになります。無論、本人は意識していないでしょうが、正義感ぶって、
「将来世代に借金を残してはいけない!」
などと、自らはあたかも「責任感がある」風に間違えるのが平成脳です。それが、どれほど滑稽なことか。というよりも、国民がどれほど迷惑を被るのか。
「政府が国債発行すると、家計の預金が増える」
「政府が銀行から日銀当座預金を借りても、最終的には政府小切手を経由して、同じ金額、銀行に日銀当座預金が発行されるため、『政府が借りるおカネがない』などという事態は起き得ない」
「政府が借金(国債)を返済すると、反対側で誰かの資産が消える」
「統合政府の純負債=民間経済の純資産であるため、津村氏式に『将来に借金を残すな』と、政府の純負債を減らすと、我々の純資産が奪われる」
つまり、津村氏は自ら「お前ら(国民)の財産を奪い取ってやる」と宣言した政治家ということになります。無論、本人は意識していないでしょうが、正義感ぶって、
「将来世代に借金を残してはいけない!」
などと、自らはあたかも「責任感がある」風に間違えるのが平成脳です。それが、どれほど滑稽なことか。というよりも、国民がどれほど迷惑を被るのか。
津村氏の認識が間違っていることは、
の動画を見れば、誰にでも理解できます。
日本の緊縮が続き、早期にデフレ脱却しない場合、投資が行われず、将来世代に「供給できない日本」すなわち、衰退国を残すことになります。
それこそが、「将来世代に申し訳ない」という話なのですよ、津村副代表。
とはいえ、津村氏のような考え方は、国会ではむしろ「多数派」でしょう。この手の平成脳の政治家の考えを改めるか、駆逐する。
時間との戦いが始まっています。急がなければなりません。
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