パワーアンプのスピーカー端子交換 | ベルカラのブログ

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模型やカメラ、オーディオを中心としたつれづれ話

2019/8/8(木)    23:15-

2019/8/9       16:20- 330L関連追記

 

 

 

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★ パワーアンプのスピーカー出力端子(ターミナル)を交換する。

 

 

 

 ゴールドムンドのパワーアンプ「MIMESIS 28ME」の数少ない

マイナスポイントが、スピーカー端子の出来の悪さ。

 

 

 

 まず、全体に小さくて、各端子同士が接近しているので、Yラグ

などは十分に締め付けられず、緩んでしまうことがしばしば。

 

 バナナプラグでも、孔の奥行きが浅いので、ロック機能のない

バナナプラグなどは、太いSPケーブルの剛性に負けて、すぐ

抜けてしまう・・・・等々。

 

 この件オーディオショップで話すと、担当者は「あれがいいんだよ」

「手でじわっと締めるのがいい・・・・」 etc.と宣うが。

 このお店ではgoldmund専用のスパナもありますと・・・・

 

 

 ゴールドムンドも、後継機種ではこのタイプを止めて、WBT製?の

透明プラでカバーされたタイプ(WBT-0735?)に換えてきたが、

その後の機種でまた元に戻ってしまったりして。

       よくわからないことに・・・・・・

 

 何かこの端子を使い続ける訳があるかもしれないが??

 

 

 まあとにかく、何かとトラブルの元なので、この際、暇に任せて

換えてしまおうと・・・・・猛暑で外にも出られないので!!

 

 

 

 

 まずカーボン製の上板を外し、端子部分の構成を確認。

 

 以前にも一度開けた事があり、その際、写真も撮ってあったが、

もう一度確認。

 

 

 このSP端子、背面の一番上部に単独であるので、何かと

いじり易いが、もし基板などの下の方にでもあれば交換など

考えなかったかもしれない。

 

 

 

 自重が40kgあるので、ラックからの出し入れや移動が

結構大変。

 

 

 

 

 

 

 内部配線は金メッキ?の端子ねじ部に、直接ハンダ付けされている。

 

 

 

 アンプからスピーカーまでは、極太のスピーカーケーブルなどで

つないで、ああだこうだ言っているのに、アンプの中ではこんな

細い線だとは、何か釈然としない感じ・・・・・・・

 

 

 

 

 

 ネットで探すと、同じ取り付けピッチ(19mm)の物がWBT製

であるので、これを事前に発注。

       (これがあったから今回改造する気に)

  WBT-0730PL

    (プラチナメッキ仕様:ヨドバシで¥19,520-)

 

 

 

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 まず、片方で試してみて、上手くいきそうにない場合は中止

するつもりだったが。

 

 

 ハンダを溶かして配線を外し、現行端子を取り外す。

 

 

 ネジ部にまでハンダがのっているので、ナットがなかなか外れない。

 

 

 何とか・・・・・・・

 

 

 この2個の孔は、径拡大などの加工をせずに、新しいものに

そのまま使えたので、今回の改造はこのまま続行することに。

 

 

 

 取り外した、現行端子・・・・見れば見るほど安っぽいが。

 

 

 新しい端子を取り付け。

 

 新しいWBTの端子への配線は、ハンダではなく、ネジ留め方式も

出来るので、線材先端に付着したハンダをある程度整えた後

差し込んで締め付けたが・・・・・・。

 

 プラス側ケーブルの先端ギリギリに、コイルとコンデンサー?

がハンダ付けされているので、ケーブルの被服をむき直す事が

できず、ちょっと不安定。

 

 仕方なく、一旦WBT製のφ2.9スリーブに通して圧着してから、

SP端子に差し込みネジ留め。

 

 

 

 

 

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 アンプ外枠の出っ張りや、基板に阻まれて、この裏側の

ナットの締め付けが結構難関だった。

  マイナスドライバーをハンマーで叩きながらナットを締め付け。

 

 

 無事取り付け完了。

 

 

 プラチナメッキの外観が、見た目に格好いい!!!

 

 

 プリアンプからのRCA入力端子が、SP端子と接近して配置

されているのも、この28MEの欠点の一つ。

 

 

 10本のネジで、上板を締めて、完了。

 

 前途の通り、RCA端子とも接近しているので、太いケーブル類

の取り回しに気を遣う。

 

 

 そして肝心の音はというと・・・・・

 

 昨晩の加工後、ほぼ今日一日聴いていたが、

  一段と上質になり、静かさが増してきたような。

 

 

 大成功かな!!!!

 

 

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 後日談 2021.3.1 追記

 

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 ちなみに、サブシステム用のプリメインアンプ330Lも、28ME

より数年後に出たのに同じスピーカーターミナルを使っているので、

こちらも交換できないか確認のため、開けてみた。

 

 

 

 

 こちらの上板は、28MEの様なカーボンではなくて、

厚いアルミ板(3mm?)で、ゴールドムンドはこのあたりから

カーボンを使わなくなった。

 

 

 330Lの裏側はこんな感じ・・・・・・

  スパイク内蔵の3本足と、ほかに低いゴム足があるが、たぶん3本足

で傾いた時の安全弁。

 

 

 

 

 

 中身を見ると、ゴールドムンドのアンプによくある、ちょっと

肩すかしを食らうような、シンプルさ。

   (新品定価=70万円越えなのに)

 

 大きめのトロイダルトランス2個と、小さめの基板が4枚だけ。

 これで、出力が150W×2もあり、発熱も非常に少なく、

音も良いのがゴールドムンド・マジックか。

 

 200W×228MEの方も、ほんのり暖かくなる程度だし。

 

 

 

 

 28MEと全く同じ工法・・・・・半田で配線してある。

 

 

 

 330Lの方は初めて開けてみたが、基本28MEと同じ

だったので、交換は出来そう。  

 

 

 

 しかしメインの28MEの交換後の様子(不具合がないかなど)を

しばらく見てから、こちらもやるかどうか・・・・・・

                   ・・・・・当面は見送りかな。

 

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以上