専任アテンダントが飲食物をサービスしてくれる新幹線初のファーストクラス「グランクラス」に、国内最速の時速320キロ―。東北新幹線に3月5日投入される新型車両E5系「はやぶさ」はデビュー前から話題を集め、予想通りグランクラスを中心に予約が難しい状態になっている。
さて、実力の程は?JR東日本が2月中旬に開催した試乗会に参加し、その乗り心地を検証してきた。
(時事ドットコム編集部)
この日の試乗会は大宮―仙台間で実施された。大宮駅のプラットホームに着くや、停車中のはやぶさが目に飛び込んできた。別のホームから、「かっこいい!」と子供が叫ぶ声が聞こえた。取材陣も同感だ。15メートルもあるロングノーズが何とも個性的なフォルムをしており、目を引く。
この流線形の形状により、スピードを高めるとともに、トンネル出口で発生する音や振動(トンネル微気圧波)を抑制できるという。「常盤(ときわ)グリーン」と「飛雲(ひうん)ホワイト」、それに鮮やかな「はやてピンク」の帯というカラーコーディネートも斬新だ。
では、早速グランクラスに座ってみよう。
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