黒バス

□こたえは
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「やっぱり、好きなのだろうか」

「は?」


あれ?言葉に出てしまっていたのか、私
なんでもないよ、と彼には言いつつ。
なんでもないわけないのであって。


「どうかしたか?」

「う〜ん。多分」

「なんだよ」


彼の顔をじっくり見つめてみる


「轢くぞ、見んな」


なんて言ってる彼を気にせずに見てみる。


「おい、コラ!聞いてんのか?!」


って言いながら、顔がイラっとしてる。
怒ってるな。あぁ、触りたい。
なんて思ってたら、言葉より先に手が彼のほっぺに。



「な、なんだよ!いきなりっ」

「手が冷たかったんです」

「は?意味わかんねぇ」



自分でもわかんないです。宮地さん
そして、怒りつつも手を握ってくれる宮地さん


「好き」


ほら、言葉が先に出てしまった。
言葉が先に出たら、彼の顔は真っ赤になる


「…っ、うるせぇ!」


ああ、かわいい。愛しいってなってしまったら
体が先に動いてしまい、彼を抱きしめてしまう


「うおっ!…お、おいっ!」

「なんですか?」

「は、はなせよ!」

「いや」

「…はぁ、お前年下なのに生意気」


と、ため息をもらしつつも、
ぎゅっと抱きしめてくれる、宮地さん


そんな宮地さんに私は
残念ながらべた惚れなようです。












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