てにす

□噛みたいの
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「噛みたい。」

「は?」

「ブン太のね、にのうで噛みたいの」

「なに言ってんだよ」


「だかーら、ブン太のぷにぷにの、にの腕を噛みたいの」

「無理だろぃ」

「だめなの?」

「おい、触ってくるなって」

「こんなにぷにぷにしてる腕だから、きっと噛み心地もいいはずなのにな」

「おい、お前、遠まわしにデブって言ってないか?」

「言ってないよ!ねぇ、だめ?優しくするから」

「…そんな顔犯則だろぃ」

「だめなの?」

「ちょっと、だけなら」

「ほんとに?やった!」

「おい、ちょっとたんま!絶対痛くすんなよ?分かったか?」

「努力します。」


次の日


「ねぇ、ブン太〜」

「ぜってぇ、嫌だ」

「昨日はごめん、本当に」

「昨日のことはいいよ、でも、もう絶対噛ましてやんねぇ」

「…」



「結局、丸井は彼女のその表情に負けてうでを嚙ます。確立、100%」

「え、100%っすか!丸井先輩って、Mなんっすかね?仁王先輩」

「ぷりっ」




おわれ。



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