てにす
□中学生っぽくない顔
1ページ/1ページ
「部長、これは何のマネですか」
「え?見てわからないかな?お仕置きだよ」
そう、私はこいつに縛られてる。
しかも、テニスコートがきれいに見える場所で
みんなの視線が痛い
「なんでですか?」
「え?君、もしかして分かってないの?」
「はい、」
「あはは、笑えちゃうな」
「笑う前に外してください」
「君さ、今日男の教師と密室で二人っきりになっただろ?」
あ、なった。科学の先生に用事を頼まれなってしまった。
ってか、こいつ、ストーカーなのか?どこからみてたんだよ
「あはは、いい度胸だね。」
「え」
「俺にこいつとか、君すごいよ」
「うげ」
「とりあえず、俺はすごく怒ってるから。許してほしいなら、今日は俺の家に泊まりにきて奉仕すること」
「いや、無理です、部長」
「え?何言ってるの?君に拒否権なんてないんだけど」
「中学生同士が泊まりとは、あまりよくないと思うのだが、幸村」
「なに?真田、中学生っぽくない顔して、そんなことがよく言えるね?」
「ぐっ」
「ってか、いいんだよ、あの子は俺の彼女なんだし、俺の好きなように調教じゃなかった、俺の好きなようにしても」
(ってか、赤也、私、部長といつからできてる設定なの?)(いや、俺に言われても知らないっす。)