中野剛志さんに酷い罵詈雑言を浴びせる橋下徹市長。

SAPIO2012年5月9・16日号から抜粋(転載)。

小林:わし、橋下徹の「維新の会」は小泉構造改革と同じ流れだから、「どうせまた改革派だろ」のひと言で済むと思っていたんだよ。しかし今は政党政治が混沌とした状態で、自民党構造改革路線を総括していない。すると国民は橋下徹の新しさに注目してしまう。その影響力を考えると、やはり一度ちゃんと仕分けしておく必要があるね。

中野:「維新の会」の政策は、1990年代から2000年代初頭にかけて流行して失敗した構造改革の焼き直しです。
「維新の会」に集まった60代や70代のブレーンが40代、50代の時から主張し続けてきた政策で、時代遅れも甚だしい。
そのせいで「失われた20年」になったわけですが、たしかに構造改革の総括をしていないから、再びこれが台頭してくるんでしょうね。

小林:彼らの主張は、憲法9条改正や国旗国歌の問題、靖国参拝など、わしが過去に取り組んできたテーマばかり。で、すでに自虐史観を相対化するところまでは成功したわけ。
だから、保守と称する連中がいまだにその話をしていると「まだそれが好きなのか」とウンザリするんだ。

中野:今はそれを、リスクなしで主張できるんですよ。敵が強大だった時には戦わず、先駆者が切り開いた道を勝ち馬に乗って進んでいる。

小林:昔は、河村たかしみたいな南京虐殺否定発言をしたら、袋叩きだったよ。絶対に辞任しなきゃいけなかった。「愛国心を持っている」と言うだけでも叩かれたんだから。ところが今は、愛国心を強調するほうがポピュリズムになっている。だから構造改革を進める時に小泉が保守を取り込むために取った戦法も、靖国神社参拝だった。

中野:靖国参拝をすれば、日本の市場をアメリカに売り飛ばしていいのかという話ですよね。
 小泉政権民主党政権も橋下市長も、「国民に選ばれたのだから、自分の政策はすべて信任された」と言いますが、 有権者は全部の政策に賛成したわけではない。たとえば「自民党にお灸を据える」という意味で民主党に投票した人は、 外国人参政権にまで賛成したわけではないでしょう。
 「維新の会」も同じで、「彼らは愛国心が強い」と思って投票した人は、改革路線まで受け入れたわけではない。 数多くの政策を並べたマニフェストを丸ごと支持できる政党はないのですから、政策で選ぶのは無理です。
 だから、結局は「この人なら大局的に判断を誤らないだろう」と人品骨柄や政治手法で選ぶしかありません。橋下を「独裁的だ」と批判すると、「政策で判断すべきだ」と反論されますが、これはナンセンスです。

橋下徹 @t_ishin

中野剛志もしょうもない思い上がり識者だったか。残念だ。だいたい、年下のくせに面識のない俺を呼び捨てにすんじぇねえよ。
霞が関の官僚で大学の准教授。最悪のタダ飯ぐらいルートだろ。こういう奴らは税金でふんだんな時間を与えられて、朝から晩まで責任のないことをやっている。
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2012年4月27日 - 2:05 ついっぷる/twippleから
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なんなんだろうね。一度も面識のない相手に、ほんとこういうもの言いができる大人がいるって言うのも日本もダメになったよな。
もう自分が絶対に正しい、自分以外は間違いってな調子。しかもこの年齢で。勘違いも甚だしいね。これまでやった仕事もたいしたことのないもんだろ。口だけで。
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2012年4月27日 - 2:07 ついっぷる/twippleから
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口ばっかりであーでもない、こーでもないと言うだけでなく、何か一つでも実行してみろって言うの。こういう人間を大量に生み出してきた日本のシステムが問題だ。
俺が人の悪口ばかり言ってるって?俺はね、面識もないのに非常識な物言いをする人間に対して同じ言い方をしてるだけだ。
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2012年4月27日 - 2:09 ついっぷる/twippleから ・
https://twitter.com/#!/t_ishin/status/195560359929724930


ツイッターで罵るのは、先にこっちに対して罵って来た者に対して同じ調子で言い返しているだけ。
TPP亡国論とか言う本で、世間の逆張りを張って多少注目されて勘違いしちゃった典型例。もうこれで日本のインテリ層の仲間入りってもんだ。やれやれ。
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2012年4月27日 - 2:13 ついっぷる/twippleから
https://twitter.com/#!/t_ishin/status/195561147926188032


小林よしのりは、税金で飯は食っていないので中野剛志よりも多少はましかはしらんが、ようは口だけで、何もやっていない奴。
二人似た者同士で語り合っていたら良いが、住民が困っていることを何が一つでも解決しろよ。保守だ、国だと偉そうなフレーズは口に出すが、要は暇児なだけじゃねえか。
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2012年4月27日 - 2:16 ついっぷる/twippleから


こっちも公人だから批判はいいが面識のない相手を呼び捨てにするな。偉そうなことを言う前に最低限の社会人マナーを身につけろ。
お前らが考えているほど現実の行政を切りまわすのは楽じゃねえ。中野は官僚辞めてるんだろうな。官僚身分のままで大学で時間もらって生活してるって究極のぷータローだろ!
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2012年4月27日 - 2:19 ついっぷる/twippleから
https://twitter.com/#!/t_ishin/status/195562662275452928


僕はね、非常識な相手には非常識で討ち返す。常識な相手には当然常識に。日本の識者と称する輩にはほんと非常識が多いね。
しかしこの中野剛志、また官僚に戻るっていうなら、ほんと恐ろしいね。寒気がする。こいつは一体何様のつもりで公務員をやるんだろうか・・・・・
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2012年4月27日 - 2:24 ついっぷる/twippleから
https://twitter.com/#!/t_ishin/status/195563917735510016

ゴリゴリの新自由主義者でありながら、保守「的」な言動で、世論の圧倒的な支持を集める橋下徹さんですが、この一連のつぶやきはひどいですね。中野剛志さんへの罵倒の論法が。

学者からの批判は、全て「税金で食っている」で論点を逸らす作戦なのでしょうか?

しかしおかしな話です。

まず、「呼び捨て」ですが、メディアに露出し、政治家をやっている時点で、自分で仰っているように既にして「公人」です。「呼び捨て」というより「敬称略」になるのは当たり前ではありませんか。中野剛志さんも、橋下さんと対談するときには、「橋下さん」と呼びますよ。至極当然の話です。

以前は、「中野剛志とは考え方は違うが話ができる人間だと思っている」的な肯定的な評価をしていた橋下さん。

今回も、「中野剛志もしょうもない思い上がり識者だったか。残念だ」と書かれています。

ところが、自分が批判された途端に、霞が関の官僚で大学の准教授。最悪のタダ飯ぐらいルートだろ」「TPP亡国論とか言う本で、世間の逆張りを張って多少注目されて勘違いしちゃった典型例」「官僚身分のままで大学で時間もらって生活してるって究極のぷータローだろ!」――と、中野剛志さんの立場はなにひとつ変わっていないのに、急に180度舵を切って、罵倒し始めました。

橋下さんが評価したときと、なにひとつ立場は変わっていないのに……。

そもそも、有形無形の形で国家の役に立つ人間を育てる教育活動をし、国家の為と言論活動をしている人間を「究極のぷータロー」とは、訳がわかりません。
自分を批判するような奴は、国益に反することをやっている、とでも仰りたいのでしょうか?

そもそも、上のツイートを読む限り、「税金から給料を貰っている」というだけで、もう「駄目」だという話になります。

大学教授や准教授、助教などの肩書きを持つ人は、橋下さんを批判してはいけないかのような物言いです。
存在自体が駄目かのような言挙げです。

中野剛志さんの「レジーム・チェンジ」を読んでから、出直して、「本当に」実のある、建設的な反論をしてくださいよ。
それにしても、どのみち、解散総選挙で、「みんなの党」とともに、大幅に議席を増やすのでしょうね。

そして、その「民意」をバックに、「自分たちの政策はすべて支持された。言うとおりにしろ」と言い出す。

もう、今から目に見えるようです。

いやはや……。

【追記】中野剛志さんを罵倒した橋下徹市長について2
http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20120518/1337302368