優子


私、大島優子は今年から大学生!

でも地方から出て、東京の大学に通うんだけど

1人暮らしするお金がないから寮に入ろうと申し込んだら
一番遅かったみたいで、二人部屋で先輩と一緒らしくて
同部屋になるには条件があるらしい

@挨拶以外会話はしない事
A大きな声を出さない
Bお互いを干渉しない
C先輩より先に寝ない
D誰も部屋に入れない
E先輩の言う事には絶対服従

「嘘ですよね(汗)」

「ごめんなさいね、嫌だったら寮は無理ね」


お金ないし、一年だから講義も沢山あってバイトもあまりできないし・・・

分かりましたお願いします!申し込んでそのまま帰って来た


入寮の日

荷物も最低限の物だけ!て事だったので

本当に必要最低限の物だけ段ボール2個に詰めた

後は送ってもらえばいいや

108号室か・・・あった一番奥の部屋でネームプレートには
小嶋陽菜・大島優子と書かれてある

大きな島と小さな嶋か・・・・なんか親近感がわくかも

コンコン!・・・・・いないのかな?もう一度ノックをするけど返事は無い

ノブをまわすと空いてる・・・


「失礼します」


ドアを開けると目の前には、栗色のサラサラヘアー
大きな瞳にぷくっとした分厚い唇、色白で肌が浮きあげって見える

女神さま?綺麗・・・

一瞬で目を奪われた

「早く入って閉めて!」

「あっ!すみません(汗)」

ジーと私を見つめる瞳  

「でっ!?」

「おっ大島優子一年生です今日からよろしくお願いします」

一気にしゃべり終えると

「んっ・・・」

と言ってベットに寝ころぶ小嶋先輩

「あのぉー・・・」

キッと睨まれて

「あんたのベットと机はそっち、クローゼットは二つとも陽菜が使ってるから無い」


ないって・・・何処に服をいれたらいいんだ?


あたりを見回すと
とりあえずベットの下に入りそうだったので
段ボールを二つに切り籠の代わりにしてベットの下に入れておく

私の行動をベットの上からじっと見てる小嶋先輩

なんか緊張するし少し怖い

「あのー」

「まだなんかあるの(怒)」

「寮長さんは・・・」

「101号室」

「ありがとうございます(汗)」

寮の事とかを小嶋先輩に聞くのは無理そうだから寮長に聞くことにした