大きな住宅地図の上に、建物は赤い丸、門柱や石像など建物以外は黄色い丸で印がつけられているのだが、その数およそ1000件。札幌軟石発掘大作戦「南区の陣」お宝マップ展と称し、同区内で見つけた札幌軟石の物件が写真付きで紹介されている。
すでに2000件を超す物件を発掘、10月には21、22年に調査された札幌市南区の成果を紹介する「お宝マップ展」も開かれたが、その地道な活動には驚くばかりだ。よくぞ探したものだ、と感心するやらあきれるやら…。
札幌市郊外で産出される「札幌軟石」の建造物を残らず探し出そうという一大プロジェクトが、平成17年から市民有志によって続けられている。札幌軟石の何がメンバーの心をとりこにするのか。
札幌・真駒内の南区民センターで10月21日から1週間、ユニークな展示会が開かれた。公共の施設に住宅、塀、さらには神社のこま犬まで−。