●underground CULTURE "Glossary"#1
エログロナンセンス 4月6日 05:06

:erotic and grotesque nonsense

エロティックとグロテスクを繋げた和製英語。

エロ・グロ・ナンセンスという各ジャンルをアングラ要素としてひとくくりに分類したものの呼称として使われており、この内「ナンセンス」とは著作権や違法薬物、自殺方法といった法、倫理に触れるものを取り扱う情報や作品の事を指す。


また大正・昭和の時代における退廃的な風俗の事を称してエログロナンセンスと呼ぶこともある。
江戸川乱歩を始めとし、丸尾末広氏や友成純一氏などをエログロ作家にあげる人もいる。


エログロナンセンスと呼ばれる商品や作品は「邪道」と表現されてしまうかもしれない。

つまりエロティックとグロテスクという2つの強烈な持ち味のみを売りとした…言葉は悪いが低俗な作品が多く出回ってしまった事により、良質な作品も正当な評価がされにくいデメリットもあるため、表現手段としてのエログロは本来大変扱いが難しいジャンルと言える。


しかしながら低俗と言われる作品の方はサブカルチャーとしての地位が非常に高く、ゲスな物からアウトサイダーアートまで幅広い器がある事も事実だ。
また、定義が曖昧過ぎるため一口に「エログロ」と言ってもその奥行きは広く、その分入口近辺はかなり大衆的である。

(恐怖シーンよりスプラッタやセックスシーンに力を入れたホラー映画、傷口むき出しのヌードやレイプ惨殺画像、ディープセックスも突き詰めればエログロであり、こうした映像やイラストや写真集などはインターネットの普及で容易に手に入りやすくなっている)


比較的初級のエログロを好む若い人…特に女性が多く、自称エログロ好きが蔓延っているが、管理人個人としては四肢欠損のヌードイラストなどはエログロとは認めたくない。
そんな絵を描く彼等に「まんかす」などの写真集を見せたら、その後もエログロを自称出来るのだろうか…それは大変興味深い。
意地でもエログロ好きを突き通すのか、あまりのエグさに言葉を失うのか、それとも本物なのか…試してみたい実験だ。


ちなみに管理人はエログロ好きじゃない。エロとグロは別々のが美味しいですから。


コメント(0)



[前へ] [次へ]
[このブログを購読する]

-エムブロ-