●underground CULTURE "Glossary"#1
電波系 11月6日 19:26

:Denpa-kei

「通常」や「普通」に対して、それを逸脱した行動、言動を行う人の系統の分類。
妄想、幻聴(もしくは真実かもしれない)などを事実と受け入れ、それに伴う行動が反社会的である場合に発覚する事が多い。
以前、通り魔殺人者が自らの行動を「電波に指示された」と言ったことでセンセーショナルに報道され浸透した言葉だという説がある。
転じて、支離滅裂な事やつじつまの合わない言動、妄想に取り付かれた理解不能な人物のことを「電波」と呼ぶようになり、現在でも「デムパ」「基地外」「キ印」と呼び名を変え、オタクメディアなどでも使われている。

また、サイバーなイメージとサブカル要素を含むことで、特別な世界観を作り出した作品が世に出回ったことで一種確立されたジャンルになっている。


医学的な見解では統合失調症や分裂病の患者に見られる症状でもあり、現代語の枠に捕らわれない自分語を生み出して使用する「言語新作」で表現されたりもする。
意思疎通が難しい為解読はほぼ不可能であるが、その文章は奇異で、なんともいえない魅力がある。


余談だが
管理人の自宅近所のコンビニでトイレを使用させてもらった際、棚の上にA3サイズの茶封筒を発見したことがある。特にしわも無くピシッとしていて、とても大事な書類に見えた。
「ああ、店員さんに渡してあげよう」
そう思いつく過程で、私はなんだか自然に中を確認してしまった。(無意識な行動だったんです。反省しています)
そこには意味不明な文章が羅列した用紙が7,8枚、極小サイズのフォントでびっしりと書き込まれてあった。電波系文章である。これを忘れた人に見つかったらやばい、という危機感が強かったが、それでも少し読んだ。
もう意味不明なのだ。小難しい言葉を使ってあるので頭よさそうにも見えるし、一つ一つの文章は成り立っているのだが、言っていることがさっぱりわからない。

今思うとそれは精神科医の方が忘れた資料なのでは、とも思えるのだが、そのときは奇妙な高揚感と気味の悪さで少しキマッていた気がする。
結局店員さんには渡さず棚の上に戻してしまったのだが、あれはどうなったのだろう。





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