自己嫌悪


冬休みおばあちゃん家行って
帰るついでに東京行って
２番目のお姉ちゃん家に
泊めてもらおうと思ってた

でも、冷静に考えてやめた


３姉妹の末っ子で
姉が２人いるけど
特に仲がいいわけじゃない
姉２人は仲良いけど


ちっちゃい頃から
お姉ちゃん２人が憧れだった

家族で歩くときは
萌はお母さんと手を繋いで
その先を行く姉２人の
仲良さそうな後ろ姿をみて
自分もはいりたいって何度も思った

でも無理だった

気がつけばお姉の八つ当たりになってた
反抗期と
萌が１番お父さんに
可愛がられてたヤキモチ

姉妹喧嘩で覚えてる光景は
姉２人の喧嘩は
お互いの口論
萌と１番上の姉
萌と２番目の姉の喧嘩は
ただひたすら萌が怒られていた

最初は親のとこ走って逃げた
でも逆効果でしかなかったよね
だからそのうちしなくなった

たまに反抗した
でもやっぱ逆効果でしかなかった

小学生の頃
萌が晩御飯作ってるとき
姉が買ってきた食料
冷蔵庫にしまってて
お前も手伝えや
って言われて
今晩御飯作ってる
って言ったら
もってた牛乳投げられた

萌がテレビ見てるとき
犬が吐いたから
片付け手伝えって言われて
そんくらいひとりでできるしょ
って言ったらおもいっきり蹴られた


夜中にテレビ録画してって電話きた
寝てたし面倒だから嫌だって言ったら
親に親がいないとき
夜彼氏連れ込んだことチクられた



１番上は軽いﾋｽﾃﾘｯｸ起こして
萌にあたる
２番目は理不尽なことある度
理不尽な理由で萌を怒る


でも萌が小６の頃から
だいぶ減ってきた
かわりによくけなされた

服装がキモい
オタクみたいな髪型
目小さい、豚鼻
親の前だけぶりっ子
足太い、童顔、

まだまだいっぱい

それでもお姉ちゃん２人は
萌の憧れだった
よく真似をした
その度
真似すんなやキモい
って言われ続けた

家族で外食する度
お腹痛くなって
ひとりて車で待ってた

もう真似はしない
って決めて
やりたかったことを
何個も諦めた


でもやっぱりお姉ちゃんは好きだった
そして好かれたかった

姉の気分がいいとき
優しくされたとき
すごい嬉しかった
でももう姉の前で
素でいれない自分がいる

２人は大好きだけど
憧れだけど
すごい苦手な存在


仲の良い兄弟姉妹が羨ましい
すごくすごく


逆に妹弟がうざいって言う人を
軽蔑してしまう
夜泣きがうるさくて
いらいらするとか
親に甘えすぎとか

そんな時代自分にもあったくせにって



仲良くしたかったな
そしたら今女の子を
怖いと思わなかっただろうし
こんな孤独感はなかった

全部人のせいかよってね

ずるいね、萌