努力をしてしまう理由

努力は必ず報われる? 私は「そうとも限らない派」です。



二十歳前後の頃、私は映画と読書三昧で過ごしていました。

印象に残った本や映画の主人公の台詞等をB6のノ−トに書きためながら、映画館に行ったり古書店に通ったものでした。

「努力は報われるものかどうか」と問われると私は「必ずしも報われない」と答えます。

しかし努力しないと後悔をしそうで努力をしてしまいます。これは一度の人生を大切に感じるためで、自分が持っている矜持だと思います。

昔、メモに書いたことを思い出しました。

遠藤周作さんの「灯のうるむ頃」には、報われず失意の中にいる子供に対して主人公が「報われるからするのではなくやらなくてはならないからやり遂げる」場面が人生にはあると言い聞かせます。

また、プーシキンの「大尉の娘」にはことわざが挿入されていて「下ろし立てから着物は惜しめ、若い内から名は惜しめ」という言葉があったと思います。


資料なしにつき、正確ではないかも知れません。

お金について

私の給与生活が始まる数年前のこと、必要があってJRで県庁所在地まで行きました。使った列車は何線とは記述しませんが主要な路線のものです。

その日は数千円を持って出かけましたが一日を過ごした帰りに交通費を支払うと所持金は小銭だけとなってしまいました。この時、列車の窓から夕焼けした沿線の町を見ながら、この世ではお金がないと何もできないことに気づかされ、厳しい社会生活を予感していました。


私は今年、久しぶりに転居を伴う転勤がありました。

遠隔地での家探しと賃貸契約、断捨離で大量になった粗大ごみの処分、シ-ズンのために割高な引っ越し料金の支払い、荷物を出す日から到着日までの宿泊代…

次々に支払いが続き、それが収入をはるかに超える金額に達するため、私は久しぶりに生きるのには大変なお金がかかるのだということを思い出しました。

お揃い

街中で同じ服着てる人に会っちゃったらどうする?



同じ服を着ている知らない人と駅で一緒になったことがあります。

コンビと思われそうなのがなぜか恥ずかしく思われ、またどこでいくらで買った服か、分かってしまうのがばつが悪いためなるべく離れて列車に乗りました。

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