話題:ひとりごと

突然、あたたかくなる。つい最近まで、暖房をつけていたのに、いまは窓をあけ、風を浴びている。季節はあたしのこころなど置いて、どんどん進んでいく。止まりもしないし、待ちもしない。一定のリズムで、平等にながれてる。春は冬のつぎにすきだ。オシャレもたのしく、過ごしやすい。ポカポカのおひさまを浴びていると自然とおだやかな気持ちになれる。天気や季節が精神に与えるものっておおきいのかもしれないとおもった。


学生をみていいなぁと思うのは、その若さによりもまだ人生の選択肢がいくつもあるという可能性になのだと思う。もどれるなら、あのときの選択をやめたいと思うことはおおい。そしたら、あたしはいまここにいないし、彼とはいっしょに暮らしていないし、いっしょに過ごした時間はなくなってしまうけれど。もどれないとわかっているからこそ、ifストーリーがあんなにもあふれているのだろう。いまからでも変えられるよと言うひとはいるけれど、そこまでの体力も気力もあまりない。それに変えられる範囲ではもうどうにもできない問題でもある。それを変えるということは、なにかを、いまをこわすことを意味してる。また傷だらけの日々にもどりたいわけじゃないし、そんなにこどもでもない。感傷に浸るだけ、せつなさに身を投じてるだけ。いつかは行動するかもしれない。必ずしもあしたがあるとはかぎらないから。すきなものに触れ、理性やモラルを取り払って、感情的にうごいてみてもいいのかもしれない。もう、あたしのなかにifストーリーをつくらないために、分岐を生まないためにも。