あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくおねがいします。



年末年始と駆け込むように作品を観ていた。インプットしまくり、アウトプットしていかないとキャパオーバーしそうなくらいに、勢いよく。いまは、NANAのアニメを観ている。ああ、やはりすき。あたしの学生時代のバイブル、たくさんのことを学び、知り、共感したなとなつかしさと胸の痛さがじりじりとよみがえる。あたしは典型的なハチタイプで、ほんと20代前半まではほんとおなじように恋愛体質で失敗しまくり、依存してはめちゃくちゃにこわして、消耗するような恋をしていた。そこには本気とかおもいやりとかはくちばかりで、あるのは傷つきたくないという自己防衛心。数えきれないくらい泣いて、かなしんで、つらくなって、しっかりと記憶も経験も残ってるのにくりかえす。その当時よりすこしは成長したのか、あきらめたのか、大人になるといろんなことがわかるようになるし、悟ってしまう。

客観的に見る恋愛はとてもわかりやすい。自分の恋だけが難問で迷宮。どうしてこんなにも複雑でややこしいの?っておもうけど、それは自分でごちゃごちゃにしているだけ。後片付けできないのが恋なのかな。依存のようでもあり、呪いのようでもある。しあわせでもあるし、つらさもある。ほんと、難解。それでもいまよりもきっとちゃんと恋と向き合ってた。恋を知ろうとしてたし、たいせつにしてた。過程がめんどくさいとか恋は疲れるとかそんなことおもってなかった。めんどくさいのも疲れるのも恋にはつきもので、それがスパイスだとさえおもってた。ピュアだったんだ、いまよりも。すさんでいないし、あきらめてなかった。苦しいのもかなしいのも味わってた、ちゃんと。麻痺させる技なんておぼえるんじゃなかった。大人になるって、ほんと無機質。


「裏切りを許せるほど大人にはなれなくて、傷ついてもすがりつけるほど一途にはなれなかった」
ハチが言っていたことばを聞きながら、あたしは大人になったんだなって実感した。

どんなに時間をかさねてもNANAから学ぶ。こうやって、過去がいまにつながり、未来へはしごをかけてく。ことしもたくさんのことを学び、吸収し、なるべく笑って生きていたい。

2022年がみなさまにとって、すてきな1年になることをお祈りしております。