話題:わからない

とつぜん、爆発した。いつでも時限装置が作動してもおかしくない状態にいたあたしたちにとって、この爆発はおどろきもしない、予測していたことだった。

彼が体調がわるいと病院へいったのは、2ヶ月前。点滴を打ったら治ったと報告をされた。なにも疑わずに過ごしてきた2ヶ月。あるときは、あたしが実家に帰っていたとき、祖母の介護をすると言ったり、実家に泊まりにいった彼は3週連続で風俗(ソープランド)へいっていた。まさかのできごと、すべてはうそでつくられていた。2ヶ月前、体調をわるくした彼は、病院へいった。そう、2ヶ月前。彼は性病になっていた。風俗でもらっていたことがきのう、発覚した。あたしには、大したことなかったとか適当に言っといて、しっかりと性病になっていた。そして、あらゆる証拠とともに風俗へいったことを白状せざるえない彼は、あたしにも移ってるかもと言いだした。おそい、おそすぎるカミングアウトとともに彼はペラペラとまるで男友達に話すみたいにヘラヘラしながら風俗のこと話した。そして、おまえの言動が俺を追いつめた結果、はけ口を求めていった。俺はわるくない、言動を改めないおまえがわるい。今後も改めなければ、いくと言う。

あたしの言動の変化を彼は生活しながらわかるだろうけど、あたしは彼がいっていないことをどうやって知ればいいのかと問えば、そんなの信じればいいだろうと言う。信じるがこんなにもチープにきこえたのははじめてだ。あらゆる証拠をみたって、いってないことを信じられるかわからない状態なのに、開き直りがすごい。結局のところ、彼だけに都合がいい条件で、それを守れないなら俺はいくと。どっちに転んでも彼本位。あたしは我慢をし、なにもきかず、おとなしくしていろという意味。それって、なんだろう。