話題:なんかなー

※ちょっと愚痴。



一緒に暮らしていると嫌でもおなじ部屋にいないといけない時間がある。きょうはひとりでいたい気分なのにとか日々変わる気持ちは一定ではないから察する能力が必要になってくる。彼はあまり話したくないのか、かと思えば、自分の話をばーっとしてきたり、ようは自分の話はしたいけど、あたしの話は聞きたくないに近い。仕事で疲れているから会話をするげんきがないのはわかっているから話しかけないように気を遣う日々。圧倒的に仕事で成り立つ日常のなかで会話をするげんきのある日は休みだけとなるとほぼ会話せずに暮らすことになる。会話をするために同棲することを選んだわけではないけど、もの寂しいというか、なんのためにあたしは地元を離れて彼の地元へ来たのかなと思ってしまうときがある。よく目にする女が男についていくことが当たり前だと思っているというのに激しく共感する。あたしにも地元に家族がいて友人がいて馴染みのあるお店や道があった。彼が今もなお慣れ親しんだ土地で家族や友人たちと気軽に会えるのも、土地勘があるから当たり前のように案内できるのも、あたしがそっちへ行くことを選んだからだと、一度でもいいから考えてほしくなるときはある、わがままなのかな。

気づけば、友人と会う頻度は減り、電話さえすることもなくなり、便利なツールがあるのに連絡さえ取り合わなくなり疎遠になる。悲しい連鎖は止まることなく失われていく、ただただ。この年齢で親しいひとをつくるなんてなかなかむづかしい、あたしの性格では。引きこもり体質なのが幸いして、あたしは彼の地元の狭い範囲を買い物程度でしか動き回らない。命令されたわけでもないのにひとりでやれることなんて限られているから自然と行動範囲は決まってくる。時おり、これは水槽のなかなのかなと思うくらいに息苦しく感じるときがあって、そのとき思い浮かぶ光景は悲しいけれどもう会うことはないであろうひと。時間をつくっては、いろんなことを話した彼にあたしの話をまた聞いてほしいし、彼の話も聞きたい。現状につまずくたびに、あたしはどうしてあなたを思い出すのでしょうか。そんな問いさえ、あなたには聞けないのに、ばかみたい。

価値観のちがい、会話を重要としないし、たのしまないひとと彼を位置づける。きょうもまたインプットしては書き換える。脳という媒体にあたしは彼という情報を何度も何度も上書きする。彼仕様のマニュアルはいつになっても完成しない。