話題:もやもや

ときめきって大事だなと心底おもうのは、習慣や当たり前になり退屈さえ感じる日々のなかでいい刺激になるからだ。ときめくものは、なんでもよくて、なにか心を揺らすものがあることは、それだけでしあわせになったりする。最近のあたしで言えば、横浜流星くんだったり。火曜日の夜は、ソワソワしてSNSの更新を待ってしまうし、リアルタイムで観られないひとなので次の日が待ち遠しくて、たのしみでその日を乗り切れる。26歳にもなると簡単に恋をすることもなく、夢中になることだって少ない。そんななかで興味を持てて、持続性があるのは生きてく上では大切にしたいもの。恋人にときめくことがないなんて、さみしい話だけど。



最近、おろそかにしていたSNSを更新したり、やり取りをしていて、少しは会話もできるなと思っていたのに、恋人がいるとか同棲していると知った途端、リズミカルにつづいていた連絡がプツリと糸が切れたようになくなった。こういうの久しぶりだなと懐かしささえ感じてしまうのだから歳は取りたくない。相手があたしを恋愛対象として見ていたことがうれしかったり、恋人がいることを知って(唐突ではあるけど)離れることのできるタイプで安心したり、忘れていた恋愛のあれこれを思い出させた。ぬるま湯のような関係に浸りながら、すっかりも腑抜けになっていた自分を恥ずかしく思った。

今年の誕生日を迎えれば、27歳になると言うのに、結婚のけ、の字も出ないなんて。すっかりと婚期や適齢期を逃している気もするが、周りにまだ独身の子いるしと苦しまぎれの励ましに似た言い訳をする。学生の頃のあたしは、23、24歳では結婚しているだろうと思っていた。けれど、現実はそんなにも甘くなく、ふつうに売れ残っている。賞味期限が切れていくように、自分の価値を考える。動かなきゃ、とちいさな焦りがうずまいた。

無条件でかわいかったのは、23歳くらいまでだろう。よくしていた自分撮りもいつしか撮らなくなっていた。見た目だけでも甦らせたいと美容のことを調べては、今さらながらの悪あがきをする。まだまだ諦めたくない。結婚も子どもも、その先も。