話題:ひとりごと

絶賛風邪を引いているけれど休みをくれない上司なのでがんばって働いてはいるが、つらい。早く転職しなくちゃと思いつつも同棲したばかりだしと躊躇わせる。そんな絶賛風邪っぴきのあたしにでかけようとうるさい彼は金曜日までお盆休みだからいいけれど、週末も仕事おわりにそのまま実家に帰ったり、帰ればやりたいこともたくさんあって休む間もなく帰りの電車になり、往復で5時間くらい移動するからか疲れが取れるどころか疲れているあたしに気づかないのか、まるで、自分のことしか考えてない彼に呆れて、文句を言う気も起きなかった。止まらぬ咳に熱に布団に横になっているあたしに、セックスの誘いをしてくる神経に熱はさらに上がったような気がした。自己中心的とは彼のことを差すのだろうと残念な気持ちを圧し殺して、わざとらしく咳をして、目をつむった。

体調わるくても休めない仕事にしぶしぶ行ってるだけなのに、動けるんだと勘違いするのも、近くで見ていながらに気づかないのもどうかしている。こんな体調わるい日は、ゆっくりして疲れを癒したいものなのに。家でさえもそんなことができないことに絶望した。彼だけでないのかもしれないけれど、体調がわるいときに会いたいとか言ってくる男とかそういうのは、ほんとに自分のことしか考えてないんだなと思うし、看病してほしいとか言うくせにすることはないんだなとか、ほんとにね、男っていう生き物は。
彼の地元で一人暮らしをするまでは、体調崩すことなんて1年に1回くらいしかなかったのにと考えると土地がわるいのか、職場がわるいのか、彼がわるいのか、なにが原因なのかもわからぬまま、止まらぬ愚痴を文字に起こし、発散させる。