話題:もやもや

二日酔いとまでも行かなくても気だるいのはいつものことなのか昨夜のワインのせいなのか、実家から帰る電車のなかで考える。戻っておいでと言われる度、簡単にあたしの決意は揺らぎ、帰ろうかなと思ってしまう。24歳にもなるし、実家にいるのもなぁと思うこともあったがそんなこと生きてくなかで特別に重視するものではないようだ。家庭の事情やら金銭面やら母親の思考回路も読み取れず、戻ることがいいのか仕送りというのがいいのかと考える。仕送りは、転職するか同棲でもしないかぎり、現状ではむづかしいことだ。ぐるぐると思考はめぐり、選択の正しさなんてカッコつけようとして実際はそんなことが無意味なことを知りながら世間体を気にしている自分に嫌気が差した。選択の正しさよりも大事なのは自分の気持ち。無理を我慢をせずに疑問を抱かず、これでいいかなと思えるものを選ぶことこそが正しいのだ。そんなこんなで三連休はおわりに向かい、祖母が喜んでくれるのでワインを1本飲んでみたり、母親たちと買い物へ行ったり、活動的で有意義な連休となったわけで現実に帰るかのようにひとりで住む部屋に連れていく電車を恨めしく思った。



服を選びながらかわいいと思ったものの値段を見て戻す。セールやらアウトレットやらそういう時でないと買えなくなっていることがすこし悲しかった。たくさんの定価品を買うことは無理であっても、たまには買いたいもの。彼に何万する服を買ったと自慢げに話されるとチクリと胸が痛む。やはり、実家の方が自己投資はできるよね、と嫌みのひとつを言いそうになるが口つぐむ予定が、あたしは、セール品しか買ってないなぁと結局、嫌みのひとつはこぼれてしまった。こんな自分が嫌になる。経済力が身についたとか現実的になったとかたくましさとかそういうのはあるかもしれないが、やはり、それ以上になにかわからないものが失われ、日々疲弊していくのはなんでだろうと思わずにはいられない。こんな自分は、きらいだ。

彼と付き合う前に一度会って、セックスした男がなかなかのしつこさでブロックしてもネットで見つけてきてブロックしても新しく作り直してコンタクトを取ろうとしてきて業務的にブロックする作業をしていたが彼の最近の言動に疲れたのと将来性を感じられないことから会ってみるのもありかなとブロックせず連絡を取り合い、飲みに行こうよとなるわけで。彼も頻度は減ったとは言え女の子のいる店で羽目を外して好きなものを好き勝手に買って、親孝行、シスコンを披露しては、あたしとのデート代は折半でお願いしたいと志願するわけで、それがわるいと言わないし、色んな恋人たちのやり方があると思うが正直、いい気はしない。

ちょっとくらいやさしくしても罰は当たらないのにって内心は思ってるよ。