話題:いままで と これから。

何度でも繰り返すように傷をえぐる。これじゃ、離れるしかないのかなと不安やよわさが支配する最中、彼都合でありながらも堂々とこわされてくギクシャクした雰囲気に救われた。

近くに住んでから、たくさん会えるかとおもえば、彼はひとりの時間を大切にするひとなので、どうにもこうにもそんな高い頻度では会えない。連絡も前より減った気がしていたし、ケンカも増えた。すこし前に取り組んでいた自己啓発本を読み返す。ああ、わすれていたよと与えてもらうことばかりに目を向けていたことに気づいた。夜遊びはもちろん、嫌だし、あたし以外の女の子と会うためにお金を払ってはほしくないのだけど、今はそんな彼を否定しても余計にひどくなりそうなのでわるく言うのを控えた。受け止め、たい、とはおもってる。比較してもどうしようもない。あたしにしてくれたこと、もらった愛を思いだし、慰める。こうしてほしいとか、どうしてこうしてくれないの?とつい、不満ばかりくちにしていたし、地元に帰りたいと泣き言ばかり聞かされていれば、離れたくもなるし、地元に帰らせたくもなるわけで、彼の地元付近に住みながら、彼のすきなバンドの曲(英語なので意味はほとんどわかってない)を聴きながら、泣きそうになった。今は耐えるときだと言い聞かせて、踏ん張りたいと。離れていても地元はなくならない。彼と離れることの方がつらいのだから。

すこしでも彼から会いたいと言われるような女になりたい。彼の癒しに、支えに。いつの日か一緒に住めることを祈りながら、彼をおもう。