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客観性と一人相撲

話題:最近読んだ本

江國香織の左岸を読んでいると好きという気持ちがよくわからなくなる。ぐちゃぐちゃに混ざり合った絵の具のように最終的には黒になるような。まだ半分しか読んでいないのに恋をしたくなくなってきてしまったのにまだ上巻。
最近読んだ本は、現実味をおびていなかったり、共感ができなかったりしている。左岸を読み終えた現代っぽいの読みたいから綿矢りさの私をくいとめてを読もう。唯一、よしもとばななのハネムーンは近いものをかんじた。小川洋子のやさしい訴えは、チェンバロを通して越えられない壁、世界があり、時に美しく、そして気持ちわるく感じた。世界をふたりだけに切り取ることはわるいことでないのに、そこで疎まれた主人公がどうにも不憫におもえ、どす黒い感情に支配されてしまうのもまた。抱擁、あるいはライスには塩の世界観もふしぎなもので、社会から孤立しながらも独立し確立しているお屋敷に住む一族は、左岸とおなじく1970年代前後の話なのでイメージが容易には浮かばないのだが、おもしろいなとはおもった。一族のなかでの暮らしが窮屈であるものもいれば、この窮屈さが心地よいものもいる。世間知らずとはこのことかと思わずにはいられないようなやり取りのなかでも必死に生きようとしている姿はたくましかった。

本を読むのも映画を観るのも余裕があるからできること。そして、客観的になれているということ。自分ひとりの世界に閉じ籠っているときは、なにも見ようとせず、ひたすらに黙々と閉じ籠る。客観性をもたないとひとと対峙するのはむづかしい。

花火の下でキスをした

話題:嬉しかったこと

三連休は、ひたすら彼と過ごした。幼馴染ちゃんと会う約束をしていた前日、一緒に彼と花火を見ていたら、当初の約束をずらしてもらった彼女からドタキャンの連絡が (あまり勘ぐるのもよくないが前回もこちらの都合でお開きにしてしまったし、今回も約束の変更したりしたのでそれでかなと)入り、そのことを彼に話せば明日も会いにいくよなんて言ってくれたものの、テンションが上がらず、彼女にわるいことしたなと後悔の最中、花火を見終えた帰りの車内は無言とどんよりでいっぱいになった。元はと言えば、彼が予定を変更させたんじゃんと当てつけのような怒りも感じたが、実際にそれを実行したのはあたしなのだからわるいのはあたしであると自己解決し、明るい話に切り替えた。明日来る予定だった彼は、あたしの家に泊まることになり、健康ランドからのコンビニのカップヌードルとはしごし、家に着いた時刻は、深夜2時を回り、そのまま泥のように眠りに落ちた。目覚めてもとなりに彼がいることがうれしくて、起きるまでの間に家事をして、彼が目覚めたら一緒に彼の家へ。ごろごろしていたら、うとうとと。うだるような暑さのなかお昼寝をした。連日、深夜まで遊び過ぎたからだろう。寝不足を解消するかのようにひたすら眠った。目覚めた時には空は暗く、送ってもらいながらたのしかったねと振り返る。ひょんなことから三連休ずっと一緒にいたけれど、これが当たり前になればいいのにと祈らずにはいられなかった。

幼馴染ちゃんのこともそうだけど、女友達というのはたまに遊ぶくらいのもの。恋人や家族とちがって、無償の愛はもたらされない。だからといって、ないがしろにしていいものでもなくて、そのバランスが大切なのだとおもった。

自分勝手なところもすきだよ、たぶん

話題:本日の恋心模様

三連休、実家に帰ろうかなと先週も帰っておきながらそんなことをくちにした。彼もいいんじゃないかと(休職しているからかもしれないが)言ってくれていて、幼馴染ちゃんと会う約束も結んで金曜日を待っていた、はずが、彼から一緒にでかけたいところがあると言われ、日曜日の○時頃までに戻ってきてほしいと。たしかに、日曜日の午後に帰っても次の日も休みではあるが幼馴染ちゃんと会う約束があってなと立てた予定は崩れてしまった。すぐさま、母と幼馴染ちゃんに連絡を入れて調整するわけで。当初の予定を貫くのももちろん、ありではあるのだけど、彼からの提案は断りづらいし、優先しがちになってしまうのはあたしのわるいところだ。せっかくの三連休を恋人と過ごさず、実家を選んだのがわるかったのかもしれない。先週も帰ってるし、家族も忙しそうにしてるなか、2週連続で行くのも微妙だしってのもあったのでよしとしますか。
以前は、彼からこれがしたいとかあれに行きたいとか提案されることが少なかったので、うれしいことでもある。すべてをまるっと愛すことはむづかしいけど、一緒にいるのはたのしい。このひとでいいのかと聞かれればわからないけど、世界にはたくさんのひとがいるなかで、なんとなくでも一緒にいることになったのだから彼を信じて生きてみようって思う。

退屈な日々だって、きみとなら

話題:好き。

ひとつひとつのことばをちゃんと聞いているから、自分がそういうつもりでないことや否定されたように感じたことには敏感な彼。ちょっとしたことばでも、ちがうもんとかわいらしく、とても悲しげに言うものだから、ごめんねとつかさずフォローを入れる。同い年でもそういう節がかわいかったりする。頼りになるときもあれば、まるでこどものようにくっつき虫なときだってある。百面相のように移り変わる表情とおなじくらいに感情も揺れる。繊細な彼のこころをあたしは守りたいし、支えていきたい。地元に戻りたいと思いながら2ヶ月が経った。彼は、引っ越してきたことをとても喜んでくれるから帰りたいと考えているなんて言わない。いつかは、どこかへ行くかもしれないもの。それが、このタイミングだっただけのこと。まだまだ親離れも地元離れもできずにいるが、彼の傍にいられることもこの上なくうれしい。

平凡で、すこし退屈な日々だって、あなたとなら営みたい生活だった。
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