スマホ・タブレットによる通販利用者が増加し、初めてパソコンを上回ったことが、日本通信販売協会がまとめた「全国通信販売利用実態調査」報告書で示された。

 調査は今回で25回目。今年1〜3月、全国15〜79歳男女2800人を対象に実施、1577人からの回答を分析した。

 2017年に通販を利用した回答者に利用広告媒体を聞いたところ、スマホやタブレットなど「携帯端末によるインターネット」が54.0%で、前回トップだった「パソコンによるインターネット」(46.9%)を抜いて初めてトップになった。「携帯端末によるインターネット」は、男女とも20〜30代で8割を超えている。

 昨年購入した品目のトップは「婦人衣料品」で36.9%。「健康食品」は22.9%で前回から0.7ポイント増えて6位だった。性・年齢別にみると、「健康食品」の購入率トップは60代女性で33.5%だった。

 通販利用者の昨年の税込合計利用金額は、平均で7万1000円。前回の6万3000円を上回り過去最高額となった。