2016-3-13 20:27
君が僕を離した日
一人より二人
二人より三人
増えた数だけ孤独が
色濃くなるのは何故だろう
君と僕
隙間と隙間
沈みそうになる僕に
差し出された手は
夢か幻
そうだと思った
頑なに信じていた
'触れられないものは
輪郭のない
曖昧なもの'
やわらかい笑顔
歪ませてしまったあの日まで
ぐらぐらと揺れる輪郭が
そこに存在していた愛を
証明してくれたのは
君が僕を離した日
飛散していく涙の粒
輝いていたそのすべて
尊いそれら、見つけたのは
君が僕を離した日
心でしがみついていた
はっきりとそこにあった
愛の形
初めて信じられた日