生きてるだけでいいんだよ
居てくれるだけで嬉しい、だなんて
そんな嘘っぱち
気安く吐いて
私を貶めないで
すがりついたら最後
頼りにしては駄目よ
まやかしの優しさ
ぺらっぺらの愛情
そこには生きられない
根を生やせない程度の水
飢えた私の命
脆弱にするだけの偽善
それは強い人へ
強い人へ与えてくれよ
私は私なしじゃ
生きられない程
危機的な、しかし
淀みのない愛情
求めてるんだよ

一人じゃ立てないほど
懇願されなければ
信じられないほど
カラカラの崖っぷち
座り込んでる

こんな場所じゃ
誰も来ないこと
本当は知ってた

何億年
こうして
枯れ落ちて
何かの一部になるまで
じっと耐えるのが
命なのだろう