落差



幸せすぎる昼があれば
孤独に沈む夜があった
温かすぎる君がいたから
冷たすぎる僕がわかった

そうやって
理解して
どうやって
汚れた僕
君の両目
届かぬ彼方
隠そうか、作戦
画策中

でも

逃げ出したって
身を隠したって
君を忘れられないんだろう
巡り巡って
地に還ったって
心は亡い愛を探すんだろう

僕には無いもの
確かな温度
確かに生きる
その両目が

羨ましくも
怖い
憧れだった

幸せすぎた季節
ひとつのおわり