僕は僕のこの手で
わずかな芽を刈り取って
それを食べ 肥えた豚
お腹の奥の奥の方
定期的に聞こえてくる
涙の声 影響される
呼吸器官
僕は僕の一部の
それらから目をそらす
そうして生き長らえた

飼われることを拒み
放たれることも畏れ
腰を低く低く低く
そうして見逃された
嘘を腹に蓄えて
誰よりも己に
忌み嫌われ続けた