2012-4-26 16:42
白昼夢
色恋に現を抜かし
私が私としてくっきり
存在するために必要だった
"虚勢"を溶かされ
唯一の物を奪われた
私はどうして
1人で歩けるだろう
こんなにも
腑抜けになった
私を一年半も前の
私ですら笑うだろう
どうしてこんなにも
腑抜けになった(?)
こんなはずじゃなかった、と
頭を抱えては
私が思い描いていた
些細な明日の道を
思いだそう、と
張り切るばかりで
何ひとつ進めない
私じゃない人の部屋で
私はたった1人、
白昼夢、ひろげ
(私はここから出られない。)
(私はここから出られない。)
((くりかえし。))