涙ごとしんだちっぽけな




人様に迷惑ばかり
かけてばかり
生きてるなんて
そんな命のどこに
愛を見いだせばいいんだろ
泣きたくなったりしたり
したとしても
また、お手数を
おかけしてしまうのが
申し訳なくってこわくて
おびえて
涙は、
枯らした

おはようも
おやすみも
全部地面に埋めて
そしたらみんな私が
ここにいること
いないこと、許して
くれること、祈った

きえてしまおうと
思っても次の瞬間
さよならの言葉が
こわくてこわくてこわくて
言い出せなかった
わたしへの罰を
今なら、受けられる
「きっと二度とわたし、
「おはよう」には出会えない。」
わたしから逃げられないまま
おちていくわたしの
逃げだした笑顔はとても
とても、醜くって

泣いた

(あれがちっぽけなわたし、さいごの涙。)